Interview

イノベーションが生む、
新しいミツカンの未来

㈱Mizkan Holdings執行役員
中央研究所長

KISHI MIKIYA

『ミツカン未来ビジョン宣言』が語ること

ミツカンは100年先も「やがて、いのちに変わるもの。」を育む変革と挑戦の企業であり続けたい。その強い思いから生まれた『ミツカン未来ビジョン宣言』は、「人と社会と地球の健康」、「新しいおいしさで変えていく社会」の実現を掲げています。

その実現において、研究開発分野が特に取り組むのは、伝統の技術と最新の技術を融合させて、商品(モノ)や体験(コト)をつくり出し、そこから生まれる新しい価値の提供により、お客さまの食生活をより豊かに変えていくこと。文字通り、イノベーションを起こす挑戦です。

本気度が試される「より難しい制約」を自らに課して

これまでも今まで培ってきたノウハウと新しい技を組み合わせて、差別優位性のある商品づくりを進めてきました。その挑戦は継続しつつ、おいしさを考え、からだのことを考え、食卓といのちを想い、地球と未来を想うことに、もっともっとミツカンの本気度を発揮しようと考えました。

それは、「添加物に頼らない商品づくり」という挑戦へ。安心できる素材であることはもちろん、自然そのもののおいしさや栄養をそのまま引き出し、届けたい。特別な場所にではなく、そう、「いつもの食卓」に。毎日の食事が、そのまま地球環境へのやさしさにもつながるように。

この難易度の高い制約を自らに課すことは、いわば、従来とは次元の異なる世界と未来を目指すことになり、イノベーションを起こしやすくなると考えています。

世界の食の未来を変える挑戦である
「ZENB」

ミツカンが、2019年、イノベーションによって、今までにない食品として世に送り出したのが「ZENB(ゼンブ)」ブランドです。これまで蓄積してきた技術を見直し、世の中の技術と組み合わせて進化させた加工技術を使い、植物を普段食べている部分だけでなく、皮、芯、さや、種などといった部分まで可能な限りまるごと使った食品です。個々の植物が持つ高い栄養価、例えば食物繊維やポリフェノールといった栄養を非常に手軽に取ることができる、世界の食の未来を変える挑戦として取り組みを進めています。

価値ある体験(コト)につなげる

「ZENB」に限らず、差別化された技術開発は、新たな発想の商品(モノ)を生み出すだけでなく、その商品(モノ)を通じて、価値ある体験(コト)を提供していくものです。

例えば、ミツカンではこれまでも技術開発のシーズから世に出た「におわなっとう」があります。においが気になり、朝食で納豆を食べるのを控えていた人が気にせず食べられる納豆として、新しいオケージョンを生み出しました。また、納豆の容器革命を起こした「パキッ!とたれ」や「押すだけプシュッ!と」は、単に納豆のたれやからしの開けづらさを画期的に解消しただけでなく、「パキッ」と割れたり、「プシュッ」と出せたりすることによる、「ちょっとした楽しさ」という体験(コト)も誕生させています。

商品(モノ)にとどまらず、体験(コト)につながるご提案は、食酢飲料でも実施しています。もともと食酢製造からスタートしたミツカンは、酢酸菌や食酢の主成分である酢酸の機能研究に早くから取り組んできており、食酢が健康に良いということを科学的根拠とともに訴求してきました。そして、食酢を調理に使うだけではなく、「飲む」用途へと広げ、今ではリフレッシュのためやくつろぎ時に楽しんでいただける飲料として、体験(コト)に結びつく提案をしています。

ワクワクしながら、
独創しよう

『ミツカン未来ビジョン宣言』において掲げた「おいしさと健康の一致」。つまりは、おいしさのために健康を損なわない、また健康のためにおいしさを犠牲にしないということ。

それは、難しいからこそ、実はワクワクするほど挑戦しがいがあること。大切なのは、その価値を実現しようとする未来のための発想・構想・創意工夫。そして、それを実行する力。追求していけばいくほど、何かとつながることを発見でき、そしてさらにその先も知りたくなり、アクションを起こしたくなる。そんな果敢なチャレンジ精神を大切にし、かつ幅広く社外の情報や意見を取り入れ、イノベーションを実現させていく。ミツカンは、ワクワクしながら独創して生み出した商品(モノ)と体験(コト)を、これからもお客さまに提供し続けていきます。

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