「具材」をおいしくする方法 下ごしらえや調理時間が短く手軽なのが、鍋料理の魅力のひとつ。とはいえ、"見た目のおいしさ"にもこだわりたいもの。具材をおいしくする切り方や、きれいに見せるちょっとした工夫をご紹介します。

色のバランスを考える

さまざまな具材が一体となってひとつの料理となる、それが鍋の醍醐味です。それには彩りの美しさも大切です。にんじんの赤、白菜・大根の白、ほうれん草・水菜の緑など、それぞれの色味を生かして、具材をそろえましょう。

色のバランスを考える

鍋の定番野菜の切り方

大根

皮を薄くむき、食べやすい大きさに。煮崩れを防ぐため、面取りをしましょう。大きめに切る場合には、隠し包丁を入れて、火のとおりを良くします。

  • いちょう切りをする

    いちょう切りをする

  • 面取りをする

    面取りをする

  • 隠し包丁を入れる

    隠し包丁を入れる

白菜

葉の部分と白い軸の部分に分けます。葉の部分を重ね、同じ幅にざく切りにします。白い軸の部分は包丁の刃を斜めに入れてそぐように切ります。

  • 葉と軸に分ける

    葉と軸に分ける

  • ざく切りをする

    ざく切りをする

  • そぐように切る

    そぐように切る

水菜

根元をよく洗って切り落とし、端からざくざくと好きな幅に切っていきます。歯ごたえをよくするには長めに切るのがポイントです。

  • 根元を洗う

    根元を洗う

  • 根元を切り落とす

    根元を切り落とす

  • ざくざくと切る

    ざくざくと切る

形や切り方も工夫して見た目もきれいに

しいたけ

軸をおとし、かさの部分に左右からV字になるよう、6箇所~8箇所切込みを入れます。花のようにきれいな飾りが生まれ、味もよく染み込みます。

  • 切込みを入れる

    切込みを入れる

  • 飾り切りの完成

    飾り切りの完成

にんじん

皮をむき、薄く輪切りにしたら、型抜きをあてて、真上から力を加えます。お花やハートの型で抜けば、かわいらしく華やかな印象になります。

  • 型抜をあてる

    型抜をあてる

  • 型抜きの完成

    型抜きの完成

だしにもこだわってもっとおいしく

昆布

水炊きは昆布でだしを取りましょう。昆布を軽くふきんで拭き、鍋に張った水に30分ほどつけます。鍋を火にかけ、沸騰したらすぐに昆布を取り出し、ぬめりが出ないように注意します。

  • 昆布を水につける

    昆布を水につける

  • 昆布を取り出す

    昆布を取り出す

骨付き鶏肉

博多風の水炊きには、ぶつ切りにした骨付き鶏肉のだし。鶏肉を一度湯通しします。鍋に水と鶏がらスープの素、鶏手羽元を入れて、20~30分程度煮込みます。アクをこまめに取り除くのがおいしさのポイントです。

  • 鶏手羽元を入れる

    鶏手羽元を入れる

  • アクを取り除く

    アクを取り除く

鍋奉行マニュアル これを読めばあなたも鍋奉行

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