ミツカングループ、クラーク高等学院と取り組み実施

~金のつぶ®ファンを1000万人増やすアイデアを高校生が検討~

企業 2024年2月20日

ミツカングループ(愛知県半田市、以下ミツカン)と、学校法人 創志学園 クラーク記念国際高等学校 名古屋キャンパス 連携校 専修学校クラーク高等学院 名古屋校(以下クラーク名古屋校) 、クラーク記念国際高等学校 浜松キャンパス(以下、クラーク浜松キャンパス)は、2023年5月~2024年2月まで、「金のつぶ」をテーマに、両校のカリキュラムの1つである「総合・プロジェクト学習 商品開発プロジェクト」の授業(以下、本取り組み)に、ともに取り組みました。昨年はクラーク名古屋校のみの取り組みでしたが、今年はオンラインを活用し、クラーク浜松キャンパスまで広げて取り組みました。

本取り組みでは、クラーク名古屋校・クラーク浜松キャンパスの生徒に対して、ミツカンが考える「金のつぶ」の課題を共有し、ミッションを提示。両校の生徒に、課題解決のアイデアを検討していただきました。生徒 82 名全 14 班 がアイデアを考え、2023年12月15 日(金)、クラーク名古屋校にて最終発表会が開催されました。

※発表会では興味深い様々なアイデアが出ましたが、本取り組みはアイデアの商品化を目的としたものではありません。


■ミッションおよびミッション設定背景

<ミッション>

「金のつぶ」ファンを1000万人増やすには、「金のつぶ」は2030年に向けてどのような革新を起こすべきか

<設定背景>

納豆市場は「美味しさ・健康・即食・安価」という4つの価値に支えられ伸長を続けてきました。市場は人口動態やライフスタイルの移り変わりなどによって日々変化を続けています。このような環境の中で、日本の食卓に並び続けてきた納豆のユニークな価値にはさらなる進化の余地があると捉えています。本取り組みでは、高校生のみなさんがそれぞれの価値観や発想を活かし、何より楽しみながら取り組んでほしいという想いで、ミツカンの納豆ブランド「金のつぶ」においてファンを1000万人増やすアイデアを考えるというミッションに取り組んでいただくこととなりました。


■ミッションに対するアイデア(一部) 

・大豆の代わりにタピオカを使って納豆を作って海外へ展開する。(クラーク名古屋校第6班)

・「金のつぶ」に対して「銀のつぶ」を商品化し、対決させるPRを展開する。(クラーク浜松キャンパス第3班)


■本取り組みを通じて・・・

<株式会社Mizkanマーケティング本部マーケティング企画2部食品2課 後藤友政のコメント>

今回取り組んでいただいた生徒のみなさんにとって、普段何気なく触れている納豆を、普段触れることのないマーケティングの視点から考えるというテーマは決して簡単なものではなかったと思います。そのような中で、最終発表ではどの班からも非常にユニークで磨き抜かれたプレゼンをしていただきました。普段から納豆のマーケティングに取り組んでいる身として、生徒のみなさんが納豆について考え抜いてくれたことを嬉しく感じるとともに、その新鮮な視点の数々に刺激を受けるばかりでした。今回の取り組みが生徒のみなさんにとって楽しく学びのある時間として残ってくれればと願うと同時に、生徒のみなさんから受けた刺激を忘れず、我々も納豆のさらなる革新に取り組んでいきたいと感じました。

<専修学校クラーク高等学院 名古屋校>

古田さん(3年生)のコメント

今回のプロジェクトを通して、今まで何気なく食べていた納豆やミツカンという会社の歴史を学ぶことができました。また、発表にむけて準備をする中で、実現可能性と斬新さのバランスの取れたアイデアを生み出す難しさを実感しました。最終発表でいただいたアドバイスや、届ける相手を意識するという視点を大切に、今後の学習に活かしたいです。

<クラーク記念国際高等学校 浜松キャンパス>

岩本さん(2年生)のコメント

今回の授業によって、協働して課題を解決する力を伸ばすことができました。また、資料作成では表現力、文章作成では相手に伝わりやすいような語彙力が身につきました。

この授業を通して、「どのような生活者にニーズがあるか」や「どうしたら実現性がある企画となるのか」など、私たちが普段考えないことにも、目を向けられるようになりました。私たちの班以外も授業中は和気あいあいとして楽しく取り組み、最終的にとても面白くユニークな発表ができ、とても良い経験となりました。


■「ミツカングループ」について

ミツカングループは、1804年の創業以来、220年にわたって、お寿司や鍋料理など、常に新たな食の提案を続けてまいりました。2004年にグループビジョンスローガン「やがて、いのちに変わるもの。」を掲げ、2018年には10年先の未来への約束として「ミツカン未来ビジョン宣言」を策定しました。「人と社会と地球の健康」「新しいおいしさで変えていく社会」「未来を支えるガバナンス」の3つのビジョンを掲げています。

今後も、「ミツカン未来ビジョン宣言」の実現に向け、多くのステークホルダーの皆様とともに、「生活共創価値」を築くことができる取り組みを推進してまいります。

詳しくは、https://www.mizkanholdings.com/ja/をご覧ください。


■「専修学校クラーク高等学院名古屋校 【連携先】クラーク記念国際高等学校」について

一人ひとりの「夢・挑戦・達成」を応援するクラーク記念国際高校と、一人ひとりの「好き」をどんどん深化させるクラーク高等学院の2つの学校が連携し、新しい時代の新しい教育を展開しています。特化型コース授業では「自ら考え、学ぶ力」を身につけ、仲間と協働して答えのない課題に取り組む授業では、自分の考えを仲間と話し合い、お互いに尊重しあいながら協力して学習しています。生徒一人ひとりの夢の実現に向けて日々、取り組んでいます。

詳しくは、https://clark.ed.jp/campus/aichi-nagoya/をご覧ください。


■クラーク記念国際高等学校浜松キャンパスについて

クラーク記念国際高等学校浜松キャンパスでは生徒一人ひとりが様々なことに挑戦しています。「基礎学力を定着させたい」、「大学受験レベルの学力を身につけたい」、「コミュニケーションスキルを磨きたい」、「国際教育に特化したカリキュラムで学びたい」、そして「毎日の学校生活で自信をつけたい」など、自分の”今”に合った目標を持って学校生活を送っています。学力の定着だけではなく、探究学習で生徒の主体性や協働性、表現力を磨きながら日々の学習に取り組んでいます。

詳しくは、https://www.clark.ed.jp/campus/shizuoka-hamamatsu/をご覧ください。