武豊町とミツカン ペットボトルの水平リサイクルに関する協定を締結

~資源循環型社会の実現に向けて、「ともに」取り組みを開始!~

企業 2023年9月26日


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左:株式会社Mizkan 代表取締役社長兼CEO 吉永 智征 

右:武豊町長 籾山 芳輝

※リリース発信後に写真を追加しました


 愛知県知多郡武豊町(町長:籾山 芳輝、以下武豊町)と株式会社Mizkan(本社:愛知県半田市、代表取締役社長兼CEO:吉永 智征、以下ミツカン)は、2023年9月26日(火)に、「資源循環型社会の実現に向けたペットボトルの水平リサイクルに関する協定書」(以下、本協定)を締結いたしました。本協定により、武豊町において排出・回収される使用済みペットボトルを「ボトルtoボトル」水平リサイクルにより安定的にペットボトルとしてリサイクルすることにより、武豊町における資源循環型社会の実現に役立てることに「ともに」取り組んでまいります。



■本協定締結の背景

 近年、環境への配慮や資源を有効活用するという観点から、プラスチック資源の循環を促進する動きがますます活発化しています。2022年4月にはプラスチック資源循環法(正式名称:プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律)も施行されました。

 日本においては、使用済みペットボトルのリサイクル率は86%※1と高いものの、その多くがペットボトル以外のシートや繊維にリサイクルされており、使用後は焼却処分となるか、リサイクルしたとしても数回でリサイクルの循環が止まってしまいます。一方で、ペットボトルにリサイクルされれば、繰り返し何度もリサイクルが可能となります。このような、ペットボトルからペットボトルへのリサイクルのことを“「ボトルtoボトル」水平リサイクル”といいます。

本協定により、武豊町において排出・回収される使用済みペットボトルを「ボトルtoボトル」水平リサイクルとして繰り返しリサイクルすることが可能になります。ミツカンはこのリサイクルペットボトルを一部商品に使用していきます。

※1・・・「PETボトルリサイクル年次報告書2022」より


 武豊町では、ごみの減量や、プラスチック製品の資源化や食品ロスの削減、高齢化への対応など、ごみ処理行政を取り巻く状況が変化していることから、令和5年3月に「武豊町一般廃棄物処理基本計画」を改定し、リサイクルの推進と環境負荷の低減に取り組んでいます。

 ミツカンでは、2018年に10年先の未来への約束として「ミツカン未来ビジョン宣言」を策定し、その中の1つのビジョンとして「人と社会と地球の健康」を掲げています。

 今回、武豊町の「リサイクルの推進」・「環境負荷の低減」と、ミツカンの「人と社会と地球の健康」という両者のビジョンが一致し、協定を結ぶことになりました。


■武豊町長 籾山 芳輝のコメント

 世間で環境問題が大きく取り上げられるなか、SDGsとして限りある資源を有効に活用し、持続可能な循環型社会を実現することが求められています。

 本町では、「武豊町一般廃棄物処理基本計画」で定めた取り組みの柱である「地域とともに育む、環境にやさしい持続可能な循環型のまち・たけとよ」の実現のため、今後もさらにリサイクルの推進と環境負荷の低減を進めていきたいと考えています。

 このたび、株式会社Mizkan様と協定を締結することになり、大変感謝しております。今回協定を締結することで、Mizkan様の身近な商品にリサイクルされることにより、住民のみなさまがプラスチックごみの削減や、環境問題を考えるきっかけになることを期待しております。


株式会社Mizkan 代表取締役社長兼CEO 吉永 智征のコメント


■武豊町について

詳しくは、https://www.town.taketoyo.lg.jp/をご覧ください。


■「ミツカングループ」について

 ミツカングループは、1804年の創業以来、219年にわたって、お寿司や鍋料理など、常に新たな食の提案を続けてまいりました。2004年にグループビジョンスローガン「やがて、いのちに変わるもの。」を掲げ、2018年には10年先の未来への約束として「ミツカン未来ビジョン宣言」を策定しました。「人と社会と地球の健康」「新しいおいしさで変えていく社会」「未来を支えるガバナンス」の3つのビジョンを掲げています。

 今後も、「ミツカン未来ビジョン宣言」の実現に向け、多くのステークホルダーのみなさまとともに、「生活共創価値」を築くことができる取り組みを推進してまいります。

詳しくは、https://www.mizkanholdings.com/ja/をご覧ください。