MIZKAN MUSEUM 限定発売 純酒粕酢「千夜」
~創業のお酢「三ツ判山吹」の原酢を更に3年以上熟成させた純酒粕酢限定発売~
株式会社Mizkan(本社:愛知県半田市)は、純酒粕酢「千夜」を3月25日(金)より、MIZKAN MUSEUMショップ内限定で発売いたします。
酒粕のみを原料に醸造した純酒粕酢「千夜」は、当社創業のお酢「三ツ判山吹」の原酢を更に3年以上熟成させたお酢です。熟成は、あえて温度管理は行わず、四季の気候の変化の中で、約1,000日以上の歳月を重ねることで、かどがなく、まろやかで深みのある味わいを引き出しました。創業210年を超える歴史を一滴に込め、渾身の思いを注いだお酢「千夜」は、一度に大量につくることができないため、MIZKAN MUSEUMだけで数量限定で販売いたします。ご家庭にて「千夜」で作った赤シャリの味わいを海鮮ちらしすしなどでお楽しみください。
また、弊社ホームページ内に純酒粕酢「千夜」特設サイトを開設(2016年3月25日公開)し、「千夜」レシピを掲載しました。
サイトアドレス: http://www.mizkan.co.jp/senya/
※弊社では、すし飯が赤みがかった色になる酒粕を原料とした食酢を赤酢と称しています。

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商品名 | 容量 | 参考 小売価格 |
発売日 | 販売場所 | 商品に関する 問い合わせ先 |
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千夜 | 333ml | 2,920円 (税込み) |
2016年 3月25日(金) |
MIZKAN MUSEUM | ミツカングループ お客様相談センター TEL:0120-261-330 |
<「千夜」のデザインを監修いただいた佐藤卓氏からのコメント>
「千夜」は、「三ツ判山吹」の原酢を更に3年以上熟成させた特別なお酢です。つまり、約1,000日の夜を経ているので「千夜」と名付けました。ラベルは、まるで白いスクリーンのように余計な要素が入っていません。そこは、造り手と受け手の様々な想いや情景を想像していただくための余白なのです。そしてラベルを取ると、その裏側には「千夜」についての物語が書いてあります。ラベルを取り外した瓶は、余計なデザインを施していないので、使用した後も捨てずに他の用途にもご使用いただけます。飲み口にも特殊な加工が施されていて、液ダレが起きにくくなっています。更に山吹色の箱の短辺は、ハガキのサイズに合わせてあるので、どうぞハガキ収納箱などにご活用ください。
【佐藤卓氏のプロフィール】
株式会社佐藤卓デザイン事務所 代表取締役 / グラフィックデザイナー
1979年東京藝術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了、株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。
「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」などのパッケージデザイン、金沢21世紀美術館や国立科学博物館、全国高校野球選手権大会などのシンボルマークを手掛ける。また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」の企画メンバー及びアートディレクター・「デザインあ」総合指導、21_21 DESIGN SIGHTのディレクターも務めるなど多岐にわたって活動。
参考資料:ミツカン創業のお酢「三ツ判山吹」
◆すべては「三ツ判山吹」からはじまった。
「他とは違う、良質な高級粕酢を」。210余年前、創業者の初代中野又左衛門は酒粕を原料に使用し、芳醇な味わいと深い旨みを実現させました。すし飯にした時の輝かしい色合いから二代又左衛門は「山吹」と命名し、ミツカンブランドの第一号となりました。
中でも品質が上位のものに「三ツ判」の称号を与えた「三ツ判山吹」こそがミツカン赤酢の最高峰。江戸前寿司が今のスタイルになり、当時の寿司職人・食通たちの間で人気のきっかけにもなったのです。
◆酒造家の挑戦から誕生した赤酢
造り酒屋だった初代中野又左衛門の挑戦。それは当時タブーとされていた酒屋が酢を造ること。酒樽に酢酸菌が入ると、お酒が全部「酢」になってしまうからです。しかし、又左衛門の挑戦は見事に成功。又左衛門は評判となった赤酢を江戸で販売しようと考えます。それは、江戸で「早ずし」が人気だという噂からでした。
◆江戸時代から今に続く、ミツカンの赤酢
早ずしとは、ネタと酢飯を握る、現代に続く握りすしの原型。しかし、当時は高価だった「米酢」が使われていました。「米酢を赤酢に替えたら、すしはもっとおいしくて手軽になる」 又左衛門の提案は「赤酢の風味や旨みがすし飯に合う」と江戸でも人気のすし屋のあいだで絶大な評判となりました。ミツカンの酢とすしの関係は江戸時代から続いています。

<出典:小泉清三郎・著「家庭 鮓のつけかた」>
江戸前寿司大成者の一人と言われる初代華屋与兵衛。その4代目与兵衛の弟にあたる小泉清三郎が書いた料理本の中でも「鮓に使うのは尾州半田の山吹に限る。これはミツカンの最上品で、ミツカンの三ツ判とも言う」と称えられた。
参考資料:純酒粕酢「千夜」を使ったご提案メニュー
