味ぽんの開発秘話や、これまで発売された味ぽんのラインナップ、
レシピ提案の歴史など、「味ぽんのこれまで」がわかります。
味ぽんの開発秘話や、これまで発売された味ぽんのラインナップ、
レシピ提案の歴史など、「味ぽんのこれまで」がわかります。
~「味ぽん」は博多水炊きをヒントに生まれた~
今では、鍋のみならず幅広い料理に使われる調味料として、すっかり食卓に定着した「味ぽん」。
しかし柑橘類の果汁が酸化しやすく、家庭での取り扱いが難しかったため、昭和30年代までは
味付けぽん酢は一般家庭にはそれほど普及しておらず、もっぱら料理店で味わうものでした。
そんな中、7代目中埜又左工門が、取引先との宴会に出席した時のこと。
「博多水炊き」と一緒に出てきたぽん酢のあまりの美味しさに魅了されたのです。
「なんとか全国の家庭でも、このお店のぽん酢のような鍋用調味料を味わって欲しい」と思いたち、
醤油と柑橘果汁がまろやかに混ざり合った「鍋専用調味料」の開発が始まりました。
そして1964年(昭和39年)11月10日、「ミツカン ぽん酢<味つけ>」が関西で試験的に販売され、
「味ぽん」が誕生したのです。(商品名の変遷の詳細は年表をご覧下さい。)
そして1967年秋には、「ミツカン 味ぽん酢」に名前を変えて、全国で発売される事になりました。
ミツカンはこれまでに、お客様のニーズに合わせた様々な商品ラインナップ、
そして味ぽんを使ったメニューをご提案してきました。
ですが、「水炊き」をメインメニューに発売した当初、「しょうゆ味やみそ味の鍋」が主流の
関東では東西の鍋文化の違いが大きく影響し、味ぽんはなかなか売れませんでした。
そこで1967年冬、当時の関東の営業担当者は、来る日も来る日も早朝から“屋台カー”で
東京・築地の卸売市場に行き、コンロで作った水炊きを“味ぽん”と共に小売業者に振る舞いました。
こうして魅力を体験してもらい、販路拡大に繋げたのです。
そうして鍋調味料として拡がった“味ぽん”も、
1980年代からは「鍋以外の用途のメニュー」提案を開始。年間商品化を目指します。
「おろし焼肉」「かつおののっけ盛り」など、いまでは定番となった食べ方もここで生まれました。
近年は、味ぽんで作る煮物「さっぱり煮」や、味ぽんだけで味付けが決まる「さっぱり炒め」等の
フライパンクッキングも食卓にご提案しております。
ミツカンはこれからも、お客様の声を聞きながら、味ぽんの商品ラインナップ・メニューをご提案して参ります。
1964年~
1964年、「ミツカン ぽん酢<味つけ>」が関西で発売される。
その後、1967年に「味ぽん酢」と名称をかえて全国販売されました。
1964
商品
ミツカン ぽん酢<味つけ> を関西エリア限定で発売※
1967
商品
味ぽん酢 発売※
1968年~
「専門店の味をご家庭に」という提案から始まった“水炊き”、継続的な提案により全国普及し、新しい食文化を創造しました。
1968
テレビコマーシャル開始・「水炊き」提案
1974年~
1974年に「味ぽん」の商標が正式に登録されました。商品ラベルには“お鍋”のイラストが入っていましたが、これも1975年にミツカンマークへ変更。1979年には商品ラベルの商品名も「味ぽん」に変更となりました。
1974
「味ぽん」が正式に商標登録
1975
商品
特濃味ぽん 発売※
1975
商品ラベルの「お鍋」マークをミツカンマークに変更。
1979
商品ラベルの商品名を「味ぽん酢」から「味ぽん」に変更。
1983年~
味ぽんを年間商品にするために、さまざまなテストを経て開発された、夏場のシンボリックメニューです。
1983
「おろし焼肉」を京阪神・四国エリア限定で提案
1984
商品
味ぽん極 発売※
1984
商品
焼肉味ぽん レモン・すりごま・パイナップル 発売※
1985
商品
サラダ味ぽん しょうゆ・中華 発売※
1986
商品
かぼす味ぽん 発売※
「おろし焼肉」提案を全国に拡大
1989年~
いつものメニューに味ぽんをつかってもらうことが狙いのご提案。手持ち率の高い冬場に実施したことで、味ぽん需要は一気に拡大しました。
1989
「つけて・かけて・味ぽん」つけかけ用途提案
1992
商品
おろし味ぽん 発売※
1995年~
「大皿を囲んで家族みんなで」「たんぱく質と野菜をバランスよく」「お手軽・簡単で豪華に」というコンセプトで開発された、いまではおなじみのメニューです。
1995
かつおののっけ盛り提案
2000年~
旬の「さんま」に「味ぽんと大根おろし」という黄金コンビによるご提案。「さんま」のとなりに「味ぽん」という陳列が定番となっていきました。
2000
「さんまに味ぽん」提案
2004年~
思わずしょうゆを使おうと思うメニューを、「味ぽん」でさっぱり・塩分控えめに食べてもらうことが狙いのご提案。味ぽんを使うメニューがさらに拡がりました。
2004
「しょうゆよりぽん!」提案
2004
商品
味ぽん黒酢仕上げ 発売※
2005
商品
味ぽんミニパック 発売※
2006
商品
味ぽんすっきり橙 発売※
2008
商品
味ぽん おろしゆず皮入り 発売※
2008
商品
味ぽん まろやか柑橘 発売※
2009
商品
味ぽん 青じそおろし 発売※
2009
商品
味ぽんMILD 発売
2011年~
味ぽんに好みの薬味やトッピングを加えて楽しむ「食べぽん」の提案を開始。お鍋や焼肉を自分なりにアレンジした味ぽんで楽しむスタイルを紹介しました。
2011
「食べぽん」提案
2012
レシピ本「ミツカン社員が知っている「味ぽん®」魔法のレシピ」発行(PHP研究所 刊)
2013年~
パスタ、炒めものなど、“味ぽん1本でできる”フライパンクッキングのご提案。鍋調味料からスタートし、つけかけ調味料にもなった「味ぽん」は、新たなメニューや使い方の提案をしつづけてまいります。
2013
「フライパン料理にも味ぽん」提案
2014
商品
味ぽん 190ml(ちょいかけボトル)発売
2016年~
味ぽんと水1:1で煮るだけで、ジューシーな鶏肉をさっぱり美味しく食べられる「さっぱり煮」が人気メニューになりました。
2017年~
味ぽんだけで味付けが決まる新しい炒め物のバリエーション「さっぱり炒め」を食卓にご提案。なすや大根といった季節の野菜と組み合わせて、様々な新しい炒め物メニューが開発されました。
2022年~
さあ、すぐそばにある当たり前のしあわせに、ぽん!と気づこう、出会おう。そのお手伝いをするために、様々な新しい取り込みが始まりました。
2022
商品
味ぽん うまピリ 発売
2022年~
食材をレンジでチンし、味ぽんをかけるだけのお手軽メニューのご提案。調理工程を考えなくても、食べ応えのあるメニューが開発されました。
2024年~
いつもの食事をもっと手軽にあたらしく♪料理の幅がぐんと広がる!
定番に飽きちゃったな…、同じものが続くとつまらない…、今日の夕飯何しよう…、
そんな、お客様の食卓のお悩みに応える提案を開始しました。