ミツカンのすがお
社員の想い<前編>
「子どもたちが生きる
未来を良くする仕事」

みなさん、こんにちは!
ミツカングループは、2018年に「未来ビジョン宣言」を策定しました。その実現に向け、社員一人ひとりが真剣に取り組んでいるのは知っていますか?
今回の「ミツカンのすがお」では、「未来ビジョン宣言」のビジョンの1つである「人と社会と地球の健康」の実現を目指し、調味料におけるリサイクルペットボトルの使用推進(以下、本取り組み)に取り組んでいる2人の社員の“想い”を中心に、前編・後編の2本にわたってご紹介します。
これらの記事を通じて、ミツカン社員の仕事に向き合う姿勢や想いを感じ取ってもらえれば嬉しいです。
2023年8月3日
本取り組みとは?
ミツカンは、地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所の尾崎麻子主幹研究員の監修のもと、食品3社(※1)とともに、調味料・食用油用リサイクルペットボトルの安全性評価を実施し、2022年4月に論文(※2)を発表しました。また、本論文は、2023年、「日本食品化学学会第18回論文賞」を受賞しました。
なお、本取り組みの詳細な内容を知りたい!と思ってくださった方は、ぜひ以下のリリースも合わせてご覧いただければ幸いです。
※1・・・キッコーマン株式会社、キユーピー株式会社、日清オイリオグループ株式会社
※2・・・日本食品化学学会誌 29巻 1号掲載「物理的再生法により製造されたPETボトルを液状調味料および食用油の容器に適用した場合の安全性評価(英文)」
=====リリースへのリンク=====
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仕入統括部 調達3課 主任 小塚莉加さん
今回の記事でご紹介する社員1人目は、仕入統括部で働く小塚莉加さん。前編は、小塚さんの想いをインタビュー形式でご紹介します。
小塚さんは2014年入社。ひきわり納豆などの商品開発を経て、2019年から仕入統括部の原料容器開発課(現:調達3課)へ。現在はリサイクルペットボトルの導入検討を担当しています。本取り組みには育休明けの2019年9月から参加し、全体管理と各社との調整を行い、本取り組みを主導しました。
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仕入統括部は、どのような部署なのですか?
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仕入統括部は、品質・コスト・納期の面で信頼性高くかつ安定的な原材料調達を行うことを基本に、「パートナーとともに成長していく」という姿勢を大切にしています。「開発購買」にも力を注いでおり、仕入先様とともに、お互いの企業のビジョンとその接点を確認し、ともに成長できるような取り組み課題を設定して、共創での商品開発に取り組んでいます。
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その中で、小塚さんは具体的にどのようなお仕事をしているのですか?
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現在は主に、リサイクルペットボトルの導入検討を担当しています。社内の他部署はもちろん、容器メーカーや自治体など様々な方とやり取りをし、課題を推進しています。
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本取り組みでは、ミツカン1社だけではなく、他の食品メーカーとともに取り組みました。ミツカンとしては、容器の安全性評価において、他の食品メーカーと取り組むことは初めてでした。
小塚さんは全体管理と各社との調整を担当したそうですが、どんな点が大変でしたか?
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ミツカンが試験系の全体設計を考え、各社と相談・了解を取りながら進めていきました。同じ食品メーカーといえども、企業文化はそれぞれ異なるため、4社の意見をまとめるのには苦労しました。(苦笑)
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同じ食品メーカーといえども、企業文化はそれぞれなのですね・・・。
安全性評価では、中間報告で想定外の分析結果が飛び出すなど、難所も多くあったそうですが、そんなときは、どのようにモチベーションを保っていたのでしょうか。
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想定外の結果には驚いてしまいました・・・。
でも、近藤さん(※3)が常にどっしり構えてくれていたので、安心感につながりました。
ちょうどそのとき、監修いただいた尾崎先生がくださったメールの中に「研究自体には社会的意義がある」というお言葉がありました。元々、私自身の価値観としても、社会貢献が大事だと思っていたので、尾崎先生からのメールを読んで、「そうだよね、社会的意義あるよね、がんばろう!」と改めて強く思いました。難しいことがあっても、それは成長の機会と捉えていました。
あとは、単純に人と関わるのが好きなので、他社の方と関わるのがとても楽しかったのもモチベーションを維持できた理由の1つ。信頼関係を築きながら進めることができたと思っています。
※3・・・後編で登場する、本取り組みに携わったもう一人の社員
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とても前向きですね!
ミツカンにおける取り組み開始から、論文掲載まで約3年。常に前向きな小塚さんですが、3年という長い期間、どのようなことを大事にしていましたか?
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社会貢献は常に大事にしていました。環境配慮のテーマは未来につながること。ちょうど私が1人目の育休明けと2人目の産休に入るタイミングでこの仕事をしていたので、「自分が取り組んでいる仕事は子どもたちが生きる未来を良くするものだ!」と思っていました。
もう一つは、本取り組みに限ったことではありませんが、「一緒に仕事をしたいと思ってもらうこと」を大事にしていました。積極的に信頼関係を築きあげたり、前向きな姿勢で取り組むことができたのは、この信念があったからです。
ちなみに「一緒に仕事をしたいと思ってもらうこと」は、私が新入社員のときに社内報向けに書いた「10年後のありたい姿」でも宣言しています!
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わぁ、懐かしい!
このとき私が社内報のこのコーナー担当していましたよ!
入社時の決意をずっと大事にしているなんて、とても素敵ですね!
上記は、入社当時、社内報「WIZ」向けに小塚(旧姓:渕上)が実際に書いた「10年後の私」
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最後に、今後に向けた小塚さんの想いをお聞かせください!
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どの商品からリサイクルペットボトルを使っていくか、まさに今戦略を検討しています。コストアップなどの課題もありますが、環境に良いことをして会社の利益にもつながるように、しっかりと考えていきたいと思っています。
2児の母としては、子どもたちが生きていく未来は、今あるきれいなものはきれいなままであってほしい。水、海、川、山、自然。そのままであってほしいなと思っています。ミツカンは「人と社会と地球の健康」も大事にしているので、私自身もミツカンで働くことを通じて、貢献していきたいと思っています。
前編、いかがでしたか?
インタビューを通じて、困難にも常に前向きに取り組む小塚さんの姿勢や想いがとても素敵だなと思いました。入社時の決意である「一緒に仕事をしたいと思ってもらうこと」を大事にしているからこそ、なのですね。
後編では、本取り組みに携わったもう一人の社員(近藤さん)の想いをご紹介します。
また、この記事に興味を持ってくださった方は、「各部門が大切にしていること(調達)」もご覧いただき、更に理解を深めていただければ幸いです。
引き続き後編もご覧ください!
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