味ぽんが出荷されるまでには、味や香りなど様々な品質チェックが行われています。チェック工程は大きく分けると「原料分析」と「官能検査」の2つ。 |
まずは「原料分析」。醤油の香味、食塩、酸度(酸っぱさ)、色度などを、分析機などで科学的にチェックし、その分析数値が本社の生産技術センターと両方で規格値に入っているかを調査しています。問題があればすぐに原因が究明されるのです。 |
ボトリングが終わったら、各バッチからサンプルの味ぽんが抜き取られ、「官能検査室」でその味や香りがチェックされます。これは「官能検査」と呼ばれます。社内で選抜される味覚や嗅覚の鋭い官能検査員が、その日に完成した味ぽんを実際に舐めたり、嗅いだりして、前日までに作られ出荷されたものと比べて異味異臭がないかを毎日チェックしているのです。味ぽんの場合は実際に鍋をしている時のように、お湯を注いで香りを評価することも欠かせません。 |
味ぽんを常に同じ味に保つため、検査員や評価員の試験が定期的に実施されています。例えば「原料分析」は社内で指定された資格をパスしたスタッフでなければ仕事を任されません。「官能検査員選抜試験」では酢の酸味の強い順に並べたり、わざと配合を変えたブレンドを1つ選び出したりなど、味覚や嗅覚の試験をして点数評価をしています。ちなみに官能検査員選抜試験1位の富田さん(写真)は、お客様の味に関するお問い合わせなどにもよく対応しているそうです。 |