■房総の郷土料理「太巻き祭りずし」
「太巻き祭りずし」は、様々な色の食材で、切り口に花や魚介、動物、乗り物や、文字などの模様を作り出す見た目も美しい巻きずしです。千葉県の房総半島の農漁村で祭りや祝いの席に欠かせない伝統的な郷土料理で、各家庭に独自の味が伝えられていました。もともと男性が作る料理だったのですが、戦後は主婦が作るようになったということです。 「太巻き祭りずし」の伝統的レシピの収集と伝承に加え、新しいレシピ作りや「太巻き祭りずし」を通じた食育など、多方面でご活躍中の千葉伝統郷土料理研究会主宰 龍崎英子(りゅうざき えいこ)先生にオリジナルを含む4月から6月向きの4メニューを作っていただきました。
■子どもも一緒にチャレンジ〜意外とカンタン〜
一見難しそうな「太巻き祭りずし」。龍崎先生からは「造形として楽しんで欲しい。作りたい形のイメージを描きながら、海苔とすし飯と具を合わせていきます。かた苦しく考えずに気楽に作りましょう。クッキングペーパーとエンボス手袋を利用すればご飯粒も手につかずに巻きやすく、何度でもやり直しがききますし、模様づくりに集中できます。お菓子づくりの感覚で、楽しんでください」とアドバイス。 「太巻き祭りずし」のポイントは、「仕上がりを400gと想定して、引き算しながら、描きたい絵に必要な色のすし飯、具の量を準備」すること。最低限の道具は、「大きめの“巻きす”と“細めの菜箸”」です。そして巻きずしの基礎の基礎は「海苔の表裏を間違えないこと!」だそう。 先生いわく「おばちゃんが孫につくってあげて喜ばれた、といった話をよく聞きます」。切り口に色鮮やかな模様が現れたとき、家族からどよめきが上り、敬意を込めた視線が注がれます。記念日のメニューにふさわしい一品といえるでしょう。
| ■龍崎英子先生直伝 「太巻き祭りずし」のコツ |
- クッキングペーパーを使えば、ご飯粒が手につかず、 何度でもやり直せるので模様づくりに集中できる!
- 大きめの巻きすと細めの菜箸を活用。
- 巻くときにすし飯をギュッと押しつぶさない。
- 巻きすの両端を持ち上げて、左右から寄せるようにして形を整える。
- 海苔の表裏を間違えないで!
- エンボス手袋をすると、米粒が手につかず巻きやすい
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