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NEWS RELEASE

もくじ

06/1/10


食酢の血糖値上昇抑制効果の検証

「飲んでよし」「食べてよし」食酢15mlを食事と一緒に摂りましょう!

 (株)ミツカングループ本社中央研究所(愛知県半田市)は、これまで食酢の主成分「酢酸」が有する機能・メカニズムについて、研究を進めてきました。このたび昭和女子大との共同研究により、食事と食酢を同時に摂取することで、食後の血糖値上昇を抑制することを明らかにしました。この研究は、「日本臨床栄養学会雑誌27巻3号」に掲載されます。

研究の概要

1.食酢を含むドリンクを、食事中に摂取すると、食後の血糖値上昇が抑制される
 
 
<実験 1>
  対象:健常な成人女性 12名

<試験食>
 ① 白米( 134.7 g)+ドリンク(酢なし)
 ② 白米( 133.4 g)+ドリンク(食酢15ml含む)
 ※①、②の総炭水化物量が等しくなるように調整。
   食酢以外の成分はほぼ同等とした。

<結果>
 白米摂取時に、食酢入りのドリンクを同時摂取することで、摂取後 15分、30分、120分において、血糖値の有意な上昇抑制が認められた。
(最も高い食後30分時には13.7mg/dl抑制)

2.酢の物を食事中に摂取すると、食後の血糖値上昇が抑制される
 
 
<実験2>
 対象:健常な成人女性12名

<試験食>
 ① 白米(138.4g)+ワカメの和え物(酢なし)
 ② 白米(135.7g)+ワカメの酢の物(食酢15ml含む)
 ※①、②の総炭水化物量が等しくなるように調整。
   食酢以外の成分はほぼ同等とした。

<結果>
 白米摂取時に、ワカメの酢の物を同時摂取することで、摂取後15分、30分、45分において、血糖値の有意な上昇抑制が認められた。
(最も高い食後30分時には18.4mg/dl抑制)


研究結果のまとめ

食事中に食酢大さじ1(15ml)を摂取することで、食後の急激な血糖値上昇を抑制する働きがあることが科学的に検証されました。
その関与成分は、食酢の主成分である「酢酸」です。

研究によって、米飯と共に食酢を含む飲料、あるいはワカメの酢の物を組み合わせることにより、食後血糖上昇を抑制する効果があることがわかりました。今回の研究では試験食あたりの酢酸摂取量は、750mgになるように調整されているため、通常食酢においては約15ml(大さじ1杯)に相当します。つまり、“飲む・食べる”といった摂取形態に関わらず一度の食事あたり15mlの食酢摂取が米飯摂食後の血糖値上昇を抑制することが示されました。
食酢の健康機能については、これまでに食酢15ml(大さじ1杯)が①高めの血圧を低下させる、②高めの血中総コレステロール値を低下させることが科学的に証明されています。今回の研究で食酢15mlを米飯と同時摂取した時に、食後の血糖値上昇が抑制されることが示唆されました。食後の急激な血糖値の上昇を抑制することは、糖脂質代謝に関連した疾病の予防につながることが期待できます。 今後はこれらの詳細な作用機序について研究を進めていくと同時に、新たな健康機能の探求にも力を入れて取り組みます。
「カルシウム吸収の促進」「疲労回復のサポート」「高めの血中脂質(血中総コレステロール)の低下」については、ヒトでの検証が出来ていないなどの理由から、現在は食酢の健康機能としては訴求しておりません(2017年5月1日追記)