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NEWS RELEASE

もくじ

05/11/02

寒い冬は、高めの血圧に要注意

食酢の主成分「酢酸(さくさん)」は、血圧対策に効果的

お酢をたっぷり使った冬の新メニュー、「酢鍋」「酢―プTM」のご紹介
 


〔トピックス〕
■寒い冬は、血管まわりの病気による死亡率が高くなる
 日本人の病死で一番多いのが、循環器系疾患(血管まわりの病気)。その死亡者は、
 11月〜2月の寒い時期に集中しています。その原因を、愛知医科大学の
 岩瀬敏先生に聞きました。
■冬こそお酢を! 高めの血圧には、酢酸が有効
 食酢の主成分、『酢酸』が、高めの血圧に効果的であることが科学的にも
 証明されています。夏に偏りがちな食酢の消費ですが、寒い冬こそ
 食酢の力が必要なのです。
■毎日大さじ1杯! 
 お酢を使ったあったかレシピ。新メニュー“酢鍋”“酢―プTM”も登場

 高めの血圧を低下させるには、毎日大さじ1杯(約15ml)の継続摂取が必要。
 そこで、お酢が毎日おいしく簡単に摂れる、冬ならではのお酢レシピのご紹介です。
 冬といえばお鍋!お酢を使った“酢鍋”“酢―プTM”も新登場。
 

ラム肉の黒酢鍋
“鍋にお酢”の新発想 



≪ 血管まわりの病気による死亡者は、寒い冬に多い傾向にある ≫


 東京都監察医務院 *の死因統計データによると、平成14年の病死は循環器系疾患が約70%を占めています。また、循環器系疾患の内訳を見ると、高血圧性心疾患、虚血性心疾患など、 血管まわりの病気が9割以上 をしめています。(図1)。

 さらに、血管まわりの病気による死亡者を月別で見ると、 1月、2月、11月、12月と寒い冬の時期が毎月400名以上で特に多い傾向がでています(図2)。

 このように、 冬の寒い時期は、血管まわりの病気を原因とする死亡者が多い 傾向にあるということがわかります。

(*東京都監察医務院:東京都23区内で発生したすべての不自然死 <死因不明の急性死や事故死など>について、死体の検案及び解剖を行いその死因解明。平成15年には、東京都23区内における全死亡者数の約18%を検案している)
 


≪ なぜ冬に血管まわりの病気による死亡者が増えるの? ≫

 では、なぜ冬に血管まわりの病気による死亡者が増えるのでしょうか?愛知医科大学医学部の岩瀬敏先生にその理由を伺いました。

『冬に血管まわりの病気による死亡者が多い要因として、血圧の上昇があげられます。血圧は、心拍数と末梢血管の抵抗によって規定されています。心拍数が上がると、血圧は上昇します。末梢血管は一般に、交感神経活動によって収縮するので、交感神経活動が活発化すると末梢血管が収縮を起こし、血圧上昇をもたらします。
  心拍数は、寒さ、冷たさ(またはストレスなど心理的要因)によって上がり、交感神経活動もまた、寒さ・冷たさによって活発化することがわかっています。寒さによる血圧の変化は“Cold Pressor test”(コールドプレッサーテスト)*などでも実証されています。
  ただ、血圧の上昇(高血圧)だけが、冬に血管まわりの病気の死亡者が多い要因となるわけではなく、いわゆる”ヒートショック”といわれる、急激な温度変化による「血圧の乱高下」がその一因となっていると考えられています。寒い冬の外気と、暖房によって暖められた部屋とを行き来した際の急激な温度変化によって、血圧の乱高下がおこると、いったん上がった血圧が、温度の変化によって急激に下がった時に血管が詰まり、心筋梗塞、脳梗塞などが引き起こされることがあるのです。
  温度変化が激しいほど血圧の乱高下は大きくなることもわかっており、もともと血圧が高めの方や、血管の動脈硬化の恐れのある方はとくに、冬の寒い時期の”ヒートショック”に注意すべきです。』 【愛知医科大学医学部 生理学第二助教授 岩瀬 敏先生】
*水温4度の水に手をつけることによって血圧にどう変化が出るかを調べるテスト


≪ 冬こそお酢を!高めの血圧には、酢酸が有効 ≫

血圧が高めで気になっている人は、危険な寒い季節こそ、適度な運動や健康的な食生活などで体質改善したいものです。そこで、おすすめの食材が『お酢』です。食酢の主成分“酢酸”は高めの血圧に効果的であることが、科学的に明らかになっています。しかし、実際には“夏=お酢”のイメージが強く、暑い季節が最需要期となります。実際に食酢の市場推移データを見ても、冬〜春先にかけて(11月〜4月ごろ)の食酢の各月の売り上げは、夏(6〜8月)と比較すると、半分程度となっています(図3)。  
しかし、 血管まわりの病気で亡くなる方が増える傾向にある寒い冬こそ食酢を摂取し、血圧を適正に保つことを心がける必要があります。


≪ 毎日大さじ1杯(約15ml)を習慣的に摂取し続けることが重要 ≫

高めの血圧を下げるためには、一日大さじ1杯(約 15ml)の食酢を毎日定期的に摂取することが重要であることが、実験によりわかっています。飲み物や料理で、毎日大さじ1杯分のお酢を摂ることを心がけたいものです。

≪ 科学的に明らかになっている、食酢の健康機能 ≫

「カルシウム吸収の促進」「疲労回復のサポート」「高めの血中脂質(血中総コレステロール)の低下」については、ヒトでの検証が出来ていないなどの理由から、現在は食酢の健康機能としては訴求しておりません(2017年5月1日追記)

■高めの血圧低下機能
血圧が高めの64人を対象に、1日当たり、15ml(大さじ1杯)の食酢(=酢酸750mg)を毎日摂取することで、1〜2ヶ月後に血圧が低下することが確認されています。
<データの出典>平均年齢 53歳の成人男女64名による臨床試験の結果
健康・栄養食品研究、6(1)、51−68、200 3]著者 梶本修身、大島芳文他
《参考》 高めの血中総コレステロール値改善機能  
また、食酢には高めのコレステロール値を低下させる働きもあります。血中総コレステロール値が高めの人95人を対象とした研究で、1日当たり、食酢15ml(大さじ1杯)以上の食酢(=酢酸750mg)を毎日摂取することで、高めの血中総コレステロール値を低下させることが確認されています。
(出典:「健康・栄養食品研究8(1), 13-26, 2005」)

≪ 寒い冬にうれしい、お酢を使ったあったかレシピ ≫

とはいえ、毎日大さじ1杯(約15ml)の食酢を摂り続けるのは、なかなか大変です。そこで、おいしく 簡単に摂れる、冬ならではのお酢レシピをご紹介します。

■冬といえば、お鍋の季節。お酢を使った“酢鍋”レシピ
(管理栄養士 金子ひろみ先生監修)

さっぱり黒酢サムゲタン(4〜5人分)    
鶏肉は消化がよく、低脂肪でビタミンAが他の肉類よりも多く含まれています。鶏の骨のカルシウムがお酢の酢酸により、消化吸収されやすくなります。また肉も軟らかく、箸で切れるほどです。(金子先生)
鶏:一羽
もち米:カップ1~1.5
にんにく:8〜10片
松の実:カップ1/2
パセリ:1束(葉の部分のみ)
<調味料>
コンソメ顆粒:大さじ4〜5
しょうゆ:50ml
黒酢:大さじ6
→お好みで黒酢をプラスする
塩・コショー:適量
【作り方】
[1]丸鶏を仰向けにして、首の付け根にパセリの葉を詰めて栓をする(首がついている場合は首を中に埋め込む)。
[2]鶏のお腹にもち米、にんにく、松の実を交互に数回入れていく。
[3]最大限まで詰めたら、パセリの葉で蓋をし、タコ糸でおしりの部分を縫う(楊枝の端にタコ糸を縛りつけて縫うと中身が出ない)。
[4]詰め終わった鶏を静かに圧力鍋に入れ、水をかぶるぐらいに注ぎ、コンソメ顆粒、しょうゆ、黒酢、塩、コショーを加える。
[5]しっかり蓋をして強火にかけ、沸騰してから弱火にして約30分間煮る。
[6]圧力を調節するピンが降りたら、静かに蓋を開ける。
[7]形が崩れないように、土鍋か大皿に盛る。
  *圧力鍋がない場合は、普通のお鍋で沸騰してから弱火で約1時間煮る。

■ 応用編:残りの汁でサムラーメンを作る

【作り方】
鍋の具材を取り除いて、水1L、黒酢大さじ6、塩小さじ1/2、こしょう少々を加えてスープの味を調え、茹でた中華麺(3〜4玉)を加えて一煮立ちさせる。お椀に盛り、小口切りのあさつきを散らす。

かにのヘルシー酢鍋(4〜5人分)    
かには低脂肪でビタミンB2やEもわずかに含んでいます。また、何といっても殻はキチンやカルシウムの宝庫です。お酢の酢酸の効果で、殻のカルシウムの吸収がアップします。(金子先生)
たらばがに:2〜3杯
水菜:1束
もやし:1袋
くずきり:1パック
えのき:1パック
豆腐(絹):1丁
<調味料> だし汁(かつお、こんぶ):1500ml
穀物酢:大さじ12(180ml)
白しょうゆ:小さじ4
→なければ薄口しょうゆor塩を増量
塩:小さじ1/2
ゆずこしょう      適宜
【作り方】
[1]たらばがには殻の白い部分を切り落とす。くずきりは5〜6分茹でて水気を切っておく。
[2]豆腐は縦半分に切って1cm幅に切る。水菜は食べやすい長さに切る。えのきは根元を切り落とす。もやしは洗ってひげ根を取っておく。
[3]だし汁に調味料を加えて味を調え、水菜以外の具材を入れて煮る。水菜を加えて一煮立ちしたら器に盛る。ゆずこしょうはお好みで加える。
 *水菜を長時間煮込むと苦味が出ることがあるので、水菜は食べる直前に加えると良い。
 *酢の酢酸によって豆腐が硬くなる傾向にあるので、煮すぎないように。

ラム肉の黒酢鍋(4〜5人分)    
ラムは比較的低脂肪で、鉄やビタミンB12が豊富に含まれているので、貧血気味の方にお薦めです。また、カルニチンが豊富に含まれているので、脂質代謝を高め、血中コレステロール値を下げる効果があります。(金子先生)
ラム薄切り:500g
(だし汁50ml+黒酢50mlに漬け込む)
キャベツ:1/2個
油揚げ:1枚
しいたけ:5枚
ニラ:1束
豆腐(絹):1丁
干ししいたけ:4枚 ※
干しえび:大さじ2 ※

※ラムの臭いを消すため。気にな
らなければだし汁(こんぶ・かつ
お:500ml)で代替可
<調味料>
塩:小さじ1/2
黒酢:大さじ6
しょうゆ:小さじ
ゆずこしょう:適宜
<A>
香菜(1cm幅に切る):適宜
ナンプラー:適宜
豆板醤:適宜
白胡麻クリーム:適宜
【作り方】
[1]ラム肉はジンギスカン用に薄くスライスし、だし汁50ml、黒酢50mlに5〜10分漬け込んで臭いを消す。
[2]キャベツはせん切りにして塩少々でもみ、水洗いをして水気を切る。
[3]油揚げは縦半分に切って2cm幅に切り、ニラは3cm幅に切る。しいたけは軸を切る。
[4]だし汁に(戻した干ししいたけと戻し汁、干しえび)調味料を加えて味を調える。
[5]キャベツの塩もみ、油揚げ、しいたけ、ニラを入れ、火が通ったらラムの薄切りを加える。
[6]ラムが煮えたら器に盛り、お好みでAを加えていただく。
 *ラムの臭いが苦手な人は、[1]の漬け込み時間を長くする。

■ 応用編:ジンギスカン黒酢鍋
【作り方】
[1]ラムは黒酢入りだし汁に約10分間漬け込んで臭いを消す。
[2]キャベツ半分、玉ねぎ1/2個を乱切りにし、人参1/2本は短冊切りにする。もやし1/2袋はひげ根を取る。
[3]鍋にだし汁と調味料(上記と同じ)を入れて味を調え、玉ねぎ、人参を入れて軟らかくなったら、もやしとキャベツを加えて煮る。
[4]最後にラムを加えて火が通ったら器に盛る。好みでコショーや豆板醤を加える。

 いつものスープに大さじ1杯入れるだけで、新しい味覚の“酢―プTM”に

たっぷり野菜の旨味酢ープTM(4人分)    
ベーコン:2枚
ウインナー:3本
玉ねぎ:1/2個
しめじ:1/2パック
キャベツ:3枚
セロリ:1本
にんじん:1/3本
ピーマン:1個
トマト:1個
オリーブ油:大さじ1
コンソメ:大さじ1
ベイリーブス:1枚
にんにく(みじん切り):1片
穀物酢:大さじ4
水:800ml
【作り方】
[1]ベーコンは3cm幅に切る。ウインナーは2cm幅に切る。キャベツ、玉ねぎ、ピーマンは2cm角に切る。しめじは小房に分ける。セロリは薄切り、にんじんはいちょう切りにする。トマトは湯むきして、2cm角に切る。
[2]ステンレスまたは樹脂加工の鍋に、オリーブ油とにんにくを入れて火にかけ、香りが出るまで炒める。ベーコンとウインナーを加えて炒め、トマト以外の野菜を加えてしんなりするまで炒める。
[3]水、コンソメ、ベイリーブス、トマトを加えて20分ほど煮込む。最後に穀物酢を加えてひと煮たちさせる。

寄せ豆腐のキムチ酢ープTM(4人分)    
寄せ豆腐:1パック
キムチ:100g
豚ばら肉:100g
長ねぎ:1本
にら:30g
コチュジャン:小さじ1
鶏がらスープの素:大さじ2
しょうゆ:小さじ2
塩:少々
ごま油:大さじ1
黒酢:大さじ4
水:800ml
【作り方】
[1]ねぎは斜めに薄く切る。豚肉はひと口大に切る。
[2]鍋にごま油を加え、ねぎと豚肉を炒める。水・鶏がらスープの素を加えて煮立てる。
[3]寄せ豆腐・キムチ・コチュジャン・しょうゆ・塩を加えて味を整える。
  最後に黒酢を加えてひと煮たちさせ、3cm長さに切ったニラを散らす。

そのほかにも、手がるでおいしく大さじ1杯のお酢を摂れる、あったか酢―プTMをご紹介。

※レシピの詳細は、お問い合わせください。  

 手軽に作れて体が温まる、お酢を使ったホットドリンク

ブルーベリージャム de ホット黒酢ドリンク(1人分)    
黒酢:大さじ1
ブルーベリージャム:大さじ1〜2
湯:150ml
【作り方】
[1]黒酢、ブルーベリージャム、湯をカップに入れてかき混ぜて出来上がり。

 マーマレード de ホットリンゴ酢ドリンク(1人分)  
リンゴ酢:大さじ1
マーマレード:大さじ1〜2
湯:150ml
【作り方】
[1]リンゴ酢、マーマレード、湯をカップに入れてかき混ぜて出来上がり。

≪ 参考資料:食酢の主成分「酢酸」が高めの血圧を下げる ≫

(株)ミツカングループ中央研究所は大阪外国語大学、岡山大学と共同で、酢酸の血圧低下作用に関する研究を行い、食酢約15ml(酢酸の量にして750mg)を含む飲料を6週間毎日摂取することで血圧が高めの方の血圧が低下することが明らかになっています。 

◆ 血圧が高めの人(正常高値+軽症高血圧)による臨床試験データ(平均値の推移)
食酢 15ml飲用群=食酢15mlを含むドリンクを1日1本(100ml)飲んだ方々
食酢0ml飲用群=比較用の食酢を含まないドリンクを飲んだ方々
<データの出典>平均年齢 53歳の成人男女64名による臨床試験の結果
[健康・栄養食品研究、6(1)、51−68、2003]著者 梶本修身、大島芳文他

未治療の正常高値血圧者および軽症高血圧者に対する食酢含有飲料の血圧に及ぼす影響の調査を実施いたしました。
収縮期血圧(最高血圧)が平均 142mmHg(132〜152mmHg)、拡張期血圧(最低血圧)が平均83mmHg(74〜92mmHg)の正常高値から軽症高血圧者に分類される血圧が高めの方々に、食酢15mlを含むドリンクを1日1本(100ml)、毎日摂取していただいた結果、摂取開始後に血圧の低下が認められ、摂取6週間後には正常域近くまで低下しました。
健常者を対象に 3ヶ月間の長期摂取試験で安全性を確認しておりますが、正常血圧の方の血圧が低下することは確認されておりません。