
株式会社Mizkan(以下ミツカン)は、より身近で楽しいお酢体験
のために、どんな工夫が必要なのか、
またどんな健康結果がでる
のかを発見すべく、継続的なお酢摂取体験プログラムの取組みを
計画して
いました。そんな中、実は、ミツカン創業の地・愛知県半
田市は県内でもメタボ該当者率が
高い状況(半田市国民健康保険
調べ)であり、半田市としても、「お酢を摂りながら、
運動や食習
慣を見直すという今回のミツカンの体験プログラムが市民
の
皆さまのメタボ率の改善・健康につながるのでは」と
賛同くださり、
今回のミツカン×半田市のプログラム
の
実現に至りました。
体重変化
全員:男女158人

体重変化
全員:男女158人
- 減少
- 変化なし
- 増加
男女158人のうち、0.1kg以上減少した人を体重減少者としています。
体験プログラムに最後まで参加した人の男女215人からお酢摂取率85%以上(全期間56日のうち15ml以上摂取した日数が48日以上)の171人を選抜し、この中から1日120kcal消費を目指すしっかり運動を全期間56日間のうち1日も実施しなかった10人を除外し、男女161人をデータ解析対象者としました。また、データ欠損者3人を除外し、最終的に158人としました。

半田市職員とミツカン社員が、お酢15mlの摂取と運動を合わせた体験プログラムを実施し、1体重や血圧、2食後血糖値にどのような効果をもたらすか、半田市保健センターの保健師監修の下、検証しました。
- プログラム名
-
- 1半田市お酢15ml体験プログラム(体重・血圧)
- 2半田市お酢15ml体験プログラム(食後血糖値)
- 参加者
-
- 120歳以上60歳未満の男女 計220名
- 220歳以上60歳未満の男女 計21名
- 検証方法
-
- 1毎日お酢15mlを普段の食生活の中で摂取。毎日運動プラン*を実施する。
- 2うどん1玉を摂取した日(測定日①)、うどん1玉+お酢15mlを摂取した日(測定日②)の食後血糖値を測定し比較する。また、うどん1玉を摂取した日(測定日③)、うどん1玉+お酢15mlを摂取+食後30分後に約30分ウォーキングを実施した日(測定日④)についても同様に食後血糖値を測定し比較する。
- 調査期間
-
- 12021年10月13日(水)~12月7日(火)
計56日間 - 22021年11月8日(月)~11月17日(水)
計10日間
- 12021年10月13日(水)~12月7日(火)
- 調査主体
- 半田市、株式会社Mizkan
*毎日運動プランとは、半田市保健センターの保健師が監修した、日常生活の中で無理なく取り入れられるような運動プランです。毎日の運動の意識づけのために、パーソナルヘルスレコーダー(スマートバンド)によって自らの活動量を見える化しながら、1日120 kcal消費を目指して運動していただきました。120 kcalとは体重1kgを減らすために必要とされる約7,000 kcalを60日間かけて消費する目安量と定義されています(7,000 kcal ÷ 60日 = 117 kcal ≒ 120 kcal)(本プログラムでは、 この1日120 kcal消費を目指す運動を“しっかり運動”と呼びました。)
健康づくりのための身体活動基準2013(厚生労働省)を参考に作成された冊子(「120kcalってどのくらい? 身体活動(運動・生活活動)編」 社会保険出版社)を参加者に配布し、冊子に記載された運動(普通歩行、ランニング、体操、水泳 など)を実施していただきました。
*普段運動習慣がない参加者が急激にしっかり運動を始めると無理が生じる恐れがあるため、ノルマとはせず、 “ちょいトレ”(10分程度の筋トレやストレッチ)(「いまより10分多く体を動かそう!」 東京法規出版)から始めて徐々に運動強度を上げていくことや、冊子に掲載がない運動も認めるなど配慮しました。


毎日のお酢15mlと毎日運動プランによって、
体重の減少や高めの血圧の低下がみられました。

毎日のお酢と毎日運動プランで、
参加者の体重が有意に減少。
体 重
全員:男女158人

参加者158名を対象として、
平均値-0.6kgの体重減少がみられました。
体験プログラムに最後まで参加者した人のうち、お酢摂取率85%かつ運動を1日以上実施した158名を解析対象としました。

毎日のお酢と毎日運動プランで、
肥満気味の参加者の体重が有意に減少。
体 重
肥満気味 (BMI25以上)の群:男女33人

BMI 25以上の男女33名を対象として、
平均値-1.8kgの体重減少がみられました。
体験プログラムに最後まで参加した人のうちBMI25以上かつお酢摂取率85%かつ運動を1日以上実施した33名を解析対象者としました。

毎日のお酢と毎日運動プランで、
血圧が高めの参加者は、
最高血圧が有意に低下。
最高血圧
血圧高めの群:男女22人

血圧が高めの参加者男女22名の最高血圧は、
平均値-7.1mmHgの低下がみられました。

毎日のお酢と毎日運動プランで、
血圧が高めの参加者は、
最低血圧も有意に低下。
最低血圧
血圧高めの群:男女22人

血圧が高めの参加者男女22名の最低血圧は、
平均値-7.6mmHgの低下がみられました。
※体験プログラムに最後まで参加した人のうち、お酢摂取率85%かつ運動を1日以上実施した人のうち、体験プログラム開始時に最高血圧130㎜Hg以上かつ最低血圧85㎜Hg以上の22名を解析対象者としました。

半田市お酢15ml体験プログラム(体重・血圧)の参加者たちに、
体験プログラムに参加してみた感想を聞いてみました!
アンケート:2021年12月7日、対象者:161名
体験プログラムで発見した、あなたのお気に入りのお酢の摂り方やメニューは?

体験プログラムで発見した、お酢を摂るシーンとして、相性が良かったものは?

家族や友人にお酢15ml生活を
おすすめするとしたら・・・?



参加者の8割が
「意外と無理なく続けることができた」
「1日15ml」のお酢生活に対して、参加者の81.3%が「意外と無理なく続けることができた」と回答した。
(単回答:161人)

- とても当てはまる
- まあ当てはまる
- どちらとも言えない
- あまり当てはまらない
- 当てはまらない

参加者の7割が
「1日15mlのお酢摂取を続けたい」
「1日15ml」のお酢摂取を続けたいかという質問に
対し、70.2%の参加者が続けたいと回答した。
(単回答:161人)

- とても当てはまる
- まあ当てはまる
- どちらとも言えない
- あまり当てはまらない
- 当てはまらない

参加者の7割越えが
「お酢は意外ととりやすい」と実感
参加者のうち76.4%が「お酢は意外ととりやすいものなんだと思えた」と回答。
(単回答:161人)

- とても当てはまる
- まあ当てはまる
- どちらとも言えない
- あまり当てはまらない
- 当てはまらない
※ 体験プログラムに最後まで参加した男女215人からお酢摂取率85%以上(全期間56日のうち15ml以上摂取した日数が48日以上)の171人を選抜し、この中から1日120kcal消費を目指すしっかり運動を全期間56日間のうち1日も実施しなかった10人を除外し、最終的に男女161人をデータ解析対象者としました。また、未回答者は除外しました。


食後血糖値が上昇しやすい参加者は、お酢なしの食事と比べ、
お酢ありの食事+運動で食後血糖値の上昇が有意に抑制。
食後血糖値
経時的な変化

食後血糖値プログラム参加者男女20人のうち、お酢なしのコントロール食で食後血糖値が140mg/dL以上を記録した男女7人を対象とし、「お酢なし」の食事よりも「お酢あり」の食事+運動で食後血糖値の上昇が抑制されることがわかりました。
※体験プログラムに最後まで参加した21人のうち、自己血糖測定器の不調により測定できなかった1人を除く男女20人をデータ解析対象者としました。
食後血糖値が上昇しやすい参加者は、お酢なしの食事と比べ、
お酢ありの食事で食後血糖値の上昇が有意に抑制。
食後血糖値
経時的な変化

食後血糖値プログラム参加者男女20人のうち、お酢なしのコントロール食で食後血糖値が140mg/dL以上を記録した男女7人を対象とし、「お酢なし」よりも「お酢あり」の食事で食後血糖値の上昇が抑制されることがわかりました。
※体験プログラムに最後まで参加した21人のうち、自己血糖測定器の不調により測定できなかった1人を除く男女20人をデータ解析対象者としました。


参加者の5割が「お酢は意外ととりやすいものなんだと思えた」
「お酢は意外ととりやすいものなんだと思えた。」という質問に対して55%の人が当てはまると回答した。
(単回答:20人回答)

- とても当てはまる
- まあ当てはまる
- どちらとも言えない
- あまり当てはまらない
- 当てはまらない

参加者の9割が
「食後血糖値に対する理解が深まった」
「食後血糖値に対する理解が深まった。」という質問に対して95%の人が当てはまると回答した。
(単回答:20人回答)

- とても当てはまる
- まあ当てはまる
- どちらとも言えない
- あまり当てはまらない
- 当てはまらない

参加者の7割が「今後も食後血糖値を意
識した生活を継続できそうだと思う」
「今後も食後血糖値を意識した生活を継続できそうだと思う」という質問に対して75%の人が当てはまると回答した
(単回答:20人回答)

- とても当てはまる
- まあ当てはまる
- どちらとも言えない
- あまり当てはまらない
- 当てはまらない
※体験プログラムに最後まで参加した21人のうち、自己血糖測定器の不調により測定できなかった1人を除く男女20人をデータ解析対象者としました。