1982年に初めてTVCMで取り上げ、その後、店頭を中心に地道な普及活動を行ってきました。1988年からは大々的な「手巻き寿司キャンペーン」を開始。「とんねるず」を起用したTVCMは大きな反響を呼び、手巻きブームといえるほどの驚異的な市場の伸びを記録しました。
当時の販促POP。家族全員で楽しむ食事シーンを提案しています。
お寿司屋さんで食べられるメニューを家庭でも気軽に食べられるようにしたいと思ったのが提案のきっかけでした。「土曜日は手巻きの日」という“食場面の提案”を同時に行ったのも家庭に浸透するのに寄与したのではないでしょうか。
消費者の健康志向が高まる中、1981年に「サワードリンクキャンペーン」を実施しました。調味料として使われていた「酢」に季節の果実を漬け、健康的なサワードリンクとして飲むことを提案したアイデアは今も生きています。
当時の販促POP
お客様から梅酒を作る時に使う、ホワイトリカーの代わりにお酢を使ったら、美味しいお酢入りの梅ジュースができるという情報が寄せられたのが、メニュー提案のきっかけでした。
1968年に業界でTVを媒体として実施した最初のメニュー提案。「大阪のてっちり」や「博多の鶏の水炊き」に代表される専門店のメニューでしたが、またたく間に全国に普及し、お手軽な家庭メニューとして定着し、進化を続けています。
水炊きのメニュー提案を行っている味ぽんの販促POP
1968年当時のTVCM映像
味付け鍋が主流の関東地方で普及させる為に、当時の営業担当者は、来る日も来る日も早朝から、荷台を屋台に改造した三輪車で東京・築地の卸売市場に行き、荷台のコンロで作った水炊きを「味ぽん酢」と共に小売業者に振る舞いました。