社員紹介

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世界を驚かせる
研究結果を残したい

2008年入社 農学研究科

吉本 靖東JOTO YOSHIMOTO

  • 研究

Careerキャリアパス

  1. 01学生時代

    植物培養細胞を用いた分化を研究テーマに学ぶ。

  2. 02研究所

    半年間、開発に所属した後、研究所でだしの香り研究を担当。

    研究

  3. 03大学派遣

    最先端の研究、研究者の方と出会い、研究の重要性を再認識。

    研究

  4. 04研究所

    再び研究所に戻る。自分だから出せる結果を意識し日々取り組む。

    研究

※撮影当時の部署を記載しています。

写真:インタビュー1

何十もの仮説を立てながら研究に挑み、成果を追求する

ー仕事内容について教えて下さい

私は商品開発を半年担当した後は、ずっと研究所で研究をしてきました。ミツカンは2014年にアメリカでパスタソースの会社を買収して以降、海外での売り上げが半分以上を占めるようになり、私の業務についても海外まで視野を広げる必要が高まりました。最近の業務では、国内で行っていた「酢の摂取による健康効果」に関連する研究をグローバルに展開しております。入社した当時は「つゆと、つゆに使用するだし」の香りの分析を担当していました。香りを分析機器で測定すると、非常に多くの成分のピークが重なり合って検出されてしまい、探している成分を見つけることは非常に困難で、例えるならば、満員の東京ドームで気の合う人を探す様な、途方もない作業でした。何十種類も仮説を立てた上で香りの成分の分析に臨み、遂に、研究成果を得ることが出来ました。

写真:インタビュー2

ここで得た成果をもとに他社と大きな差別化が可能になる食品の製造方法の特許を取得することもできました。振り返ると、この特許の取得についても様々な課題がありました。ミツカンでは特許申請の際には、特許戦略の専門部署である特許チームと協力して申請を行います。私は主に特許が有効であることを根拠づけるデータの追加取得を行いました。特許はまず出願し、特許庁による審査を経て、有用性が認められると特許として認められます。特許が出願されると、競合他社にも情報が見えるようになり、特許が成立しないよう情報提供等のリアクションが行われる場合があります。特許チームと打ち合わせを重ね、想定されるリアクションや、追加で用意しておくべき実験データまで戦略的に考えたことが非常に印象に残っています。自分が研究したものが特許庁から認められ、特許がとれた時は、非常に嬉しかったです。

Schedule私の1日

  1. 9:00

    出社

    その日のスケジュール、試験計画、メールなどを確認。欧米との仕事では時差で朝にメールが集中します。

  2. 10:00

    資料作成

    会議の議事録や、報告会の資料を作成します。ビジュアルで言いたいことがわかるように、簡潔に作ります。

    写真:資料作成
  3. 12:00

    ランチ

    チームメンバーと社員食堂でランチを食べます。雑談などをしてしっかり休み、午後の実験に備えます。

    写真:ランチ
  4. 15:00

    電話ミーティング

    自分では試験系確立のための予備検討を行う。サンプル調整やデータ収集は助手さんに任せることが多いです。

  5. 17:30

    帰宅

    帰る前に、明日の計画を作り、日報を書きます。

写真:インタビュー3

今までにはない、世界を「あっ!」と驚かせるような研究結果を残したい

ーあなたの志と今後のキャリアを教えてください

世界を驚かすような研究成果を残したいと思っています。例えば、身近な調味料であるお酢の意外な機能を知ってもらって、「もっと積極的に摂取しよう!」と思って頂けるような研究結果を残していきたいです。そして世界中の方にもっと健康に、もっとおいしく生活してもらえたら幸いです。今までは日本国内や日本人をターゲットにしてきたお酢などの食品を海外の人にもっと食べてもらうための必然性を持たせていきたいと思っています。人種が違えば食べ物に対する反応も違いますし、いろいろな国と地域で検証を行って、世界を「あっ!」と驚かせる、インパクトのある成果を出せるよう、日々努力をしています。

写真:インタビュー4

ただ目の前のことだけを考え実験の計画を立てると、平凡な考えしか出てこないので、常に「どうしたら、人と違うことができるのか」という視点を持って物事を考えるようになりました。意識して、自分の考えにはないような突拍子もないことを思いつきそうな同僚に相談をしたり、その道の専門家の先生に話を聞いてもらったり、人と接する機会を増やすようにしています。そうすることで、ひとりでは到底思いつかないような考え方や研究計画を作り出ることができます。研究は、コツコツひとりで行うイメージを持っている方も多いと思いますが、実は企業の研究は人と関わりながら進めていくことが多いです。社内での承認から研究の計画や立案まで多くの人と話して考えていくのです。自分がミツカンで研究をしている間にみんなを巻き込んで、今までにないような面白い研究を残していけたらいいなと思っています。

写真:インタビュー5

オリジナリティを大切にしてくれる風土と意見を言いやすい雰囲気がミツカンらしさ

ーミツカンの社風・働く環境について教えてください

ミツカンでは誰かの真似ではなく、自ら考えてオリジナリティを出すことを問われます。しかし、一人で考えないといけないわけではありません。自分自身で研究の仮説を考えることも重要ですが、上司や同僚達とも議論を尽くし、よりよい成果を得られるよう助言をもらいながら仕事を進めていきます。仮に、今までにない仮説であっても、効果や用途などを老若男女みんなで議論して、それをしっかり計画することができれば、その提案をチャレンジさせてくれる風土があります。これはミツカンの大きな魅力でもあると思います。自分が少しでもおかしいと思ったことや疑問に思ったことはすぐに言い合えますし、分からないことはベテラン社員が親切に教えてくれます。研究所ではこのような議論はデスクの周りでも常に行われていて、PC片手にディスカッションをしている姿は日常的です。これは非常に大切なことでもありますし、それができる雰囲気があるのもミツカンらしさだと思っています。

写真:吉本 靖東

未来の仲間へ先輩社員からメッセージ

研究部門では自考自動できる人材が求められます。自ら試験系案を考え、議論し、検証し、成果を出さなければなりません。時には外部の有識者、協力者を見つけ助けてもらうこともあります。与えられた研究テーマを遂行するだけでなく、会社の貢献につながる芽を、自ら開拓する精神を持った方と、ともにミツカンの未来を創っていきたいと思います。

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