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NEWS RELEASE

もくじ

04/03/31


「子どもの骨の健康」

=現代子どもの骨事情=

 内 容

子ども(小・中学生)の骨折率が増加 P.1
  ◇5人に1人のお母さんが「子どもに骨のケガ経験あり」と回答(当社アンケート結果より)
・骨折率が増加
・ケガのナンバーワンが「骨折」
 
子ども(小・中学生)時代は骨の最重要時期 P.3
  ◇約3割のお母さんがカルシウムの必要な年代を知らない現状(当社アンケート結果より)
・カルシウムが最も必要な子ども時代
・骨格形成は中学時代
 
骨ができるには P.5
  ◇カルシウム以外の骨の健康によい栄養素の認知はまだまだ(当社アンケート結果より)
・カルシウムが骨になるには、ビタミンD、ビタミンKが必要
 
骨をつくる主な栄養素 P.6
  ・健康な骨をつくるカルシウム
・ カルシウムの体内への吸収をコントロールするビタミンD
・ カルシウムの骨への定着を助けるビタミンK2
・ 骨の健康食「納豆」
 

 「子どもの骨の健康アンケート」調査概要

 株式会社ミツカンでは、最近弱くなっていると言われている"子どもの骨の健康"に関して、中学生までの子ども(男女)を子育て中の30〜50歳までの母親500人を対象にアンケート調査を行いました。 
 
<アンケート調査概要>
 
  調査対象
中学生までの子ども(男女)を子育て中の30〜50歳の母親  
サンプル数
500人
調査方法
インターネット調査
調査期間
2004年2月19日(木)〜2月25日(水)
調査主体
株式会社 ミツカン


 子ども(小・中学生)の骨折率が増加

5人に1人のお母さんが「子どもに骨のケガ経験あり」と回答
  「子どもの骨のケガの経験があるか?」という質問に対し、「骨折したことがある」という回答が7.0%、「骨にひびが入ったことがある」が8.0%、「骨折・ひび両方ある」が4.4%となっており、合計で19.4%、つまりお母さんの5人に1人の割合で骨折・骨のひびといった「子どもの骨のケガ」を経験していることが分かった。
(株式会社ミツカン「子どもの骨の健康アンケート」より)
「子どもの骨のケガ経験」


■骨折率が増加
 「最近の子どもたちの骨はもろくなっているのでは?」と言われるが、本当にそうなのだろうか?その実態を探ってみた。
 学校の管理下以外で主にスポーツ活動をする人たちの保険業務を扱う「スポーツ安全協会」(文部科学省認可の公益法人)の1982年と1996年の統計報告「スポーツ等活動中の傷害調査」から6〜15歳の骨折率を比較してみると、6〜10歳の女子は0.07%から0.13%で2倍弱、11〜15歳の女子も0.16%から0.31%と2倍弱に増え、男子も11〜15歳では0.37%から0.65%と1.5倍強増えている〈表1〉。


男女別年齢別骨折発生率
〈表1〉
 
1982年
1996年
6〜10歳
男子
0.16%
男子
0.24%
女子
0.07%
女子
0.13%
11〜15歳
男子
0.35%
男子
0.65%
女子
0.16%
女子
0.31%
(スポーツ安全協会「スポーツ等活動中の傷害調査-7,17」より)


■ケガのナンバーワンが「骨折」
 さらに1996年の傷害の内訳を見ると、6〜10歳では1位が骨折で39.3%、2位が捻挫で21.8%、3位創傷12.2%となり、いわゆるケガの約4割弱は骨折となっている〈図1〉。11〜 15歳もほぼ同様の順位で、1位骨折42.7%、2位捻挫23.7%、3位打撲9.6%で約4割強が骨折である〈図2〉。ここでも骨折の多さが目につく。

傷害の種類別発生例数比
 
<6〜10歳 12,480例>
 
<11〜15歳 18,620例>
(スポーツ安全協会「スポーツ等活動中の傷害調査-17」より)



 子ども(小・中学生)時代は骨の最重要時期

約3割のお母さんがカルシウムの必要な年代を知らない現状
 アンケート調査で、「カルシウムが最も必要とされる年代は?」という質問に対し、約3割の子育て期の母親が、正解である「7〜19歳」以外を選択し、「カルシウムが最も必要とされる年代」を知らないという現状が明らかになった。
 また、「骨量のピークはいつか?」という質問に対しても、約6割の子育て期の母親が、正解である「20歳」以外を選択し、「骨量を増やすべき年齢」を正確に把握していないという結果となった。
(株式会社ミツカン「子どもの骨の健康アンケート」より)
「カルシウム所要量認知度結果」
「骨量ピーク認知度結果」


■カルシウムが最も必要な子ども時代
 1〜70歳以上の各年齢層において、骨の原材料とも言えるカルシウムを最も多く摂取しなければならないとされているのが「7〜19歳の層」であり、国の定めた栄養所要量(最低限摂取すべき量)では、1日に700r強の摂取が必要とされている〈次頁表2〉。
(平成13年国民栄養調査より)
骨粗鬆症の予防啓発活動を行なっている骨粗鬆症財団では、子どもは栄養所要量の倍に当たる1500r/1日摂取を目標とすべきとしている。
(骨粗鬆症財団「骨粗しょう症ハンドテキスト」より)
 7〜14歳の層では、摂取量は所要量を超えている。しかし、15〜19歳の層は、昼食が学校給食から弁当に変わる影響からか、急激に摂取量が減る〈次頁表3〉。

年齢階級別 平均栄養所要量(摂取すべき量)
〈表2〉
 
1-6歳
7-14歳
15-19歳
20-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70歳以上
カルシウム
(r)
518
714
717
662
621
600
600
600
600

年齢階級別 平均栄養素等摂取量(実際の摂取量)
〈表3〉
 
1-6歳
7-14歳
15-19歳
20-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70歳以上
カルシウム
(r)
497
736
577
463
481
486
573
612
540
(平成13年国民栄養調査より)


■骨格形成は中学時代
 子ども時代のカルシウム所要量を多く設定するのは、骨量のピークが20歳前後であり、それまでにしっかりと骨量を増やしておくことが重要であるからだ。(骨粗鬆症財団「骨粗しょう症ハンドテキスト」より抜粋)20歳以降には骨量は増えにくくなるため、その後は骨量を減らさない生活を心がけることが骨粗鬆症予防に重要であるといえる。ピーク時の骨量を多くしておかないと、高齢になった時に、骨粗鬆症の危険ゾーンに入りやすくなってしまう〈図3〉。
骨量のピークは20歳前後だが、その骨量を保つための骨格を作るのは中学生時代である。いわば、中学生時代が、その後の一生の骨の健康を決めてしまうと言っても過言ではない。男子は13〜17歳、女子は11〜14歳に、体の中心を構成する大切な骨、腰椎骨や大腿頸部骨が形成される。中学生の骨格は、小学生時代の骨形成の上に成り立つのであり、子ども(小・中学生)時代が骨にとって大切な時期なのである。

加齢による骨量の変化
〈図3〉


 骨ができるには

カルシウム以外の骨の健康によい栄養素の認知はまだまだ
 「骨の形成に必要な栄養素」について質問したところ、カルシウムが「骨の健康によいことを知っていた」と答えたお母さんは99.8%であり、ほぼ全員が認知していることが明らかになった。
 一方、ビタミンD・ビタミンK2の認知率は、それぞれ49.4%、22.0%に留まり、骨の形成に必要とされる栄養素であるという認知はまだまだ浸透していないという結果となった。
 また、納豆に「ビタミンK2が多く含まれていることを知っていた」お母さんは19.4%と5人に1人の割合に留まった。
「カルシウム認知・
認識結果」
「ビタミンD認知・認識結果」 「ビタミンK2認知・認識結果」

■カルシウムが骨になるには、ビタミンD、ビタミンKの働きが必要
 骨はたえず新陳代謝を繰り返しており、骨から離れていくカルシウムがくっつくカルシウムよりも多い状態が続くと、骨量が減り骨が弱くなる。骨量を保つには、摂取したカルシウムが吸収され、骨に形成されなければならないが、食品から摂取したカルシウムの体内への吸収率を高める栄養素がビタミンD、体内のカルシウムを骨に定着させるのを手助けする栄養素がビタミンK2である。ビタミンK2は、カルシウムを骨にくっつける働きをする「骨たんぱく質(オステオカルシン)」を活性化させる。
 活性化された「骨たんぱく質」はカルシウムと結合し、ハイドロキシアパタイトと呼ばれる結晶のカルシウムに吸着して、骨中に取り込まれることがわかってきている。
 また、カルシウムが骨に定着するには、栄養だけではなく、適度な骨への負荷が必要で、骨粗鬆症財団では1日15000歩程度の運動を推奨している。

〈骨代謝における骨形成のメカニズムと推定される「ビタミンK2」の作用〉
 


 骨をつくる主な栄養素

■健康な骨をつくるカルシウム
 日本人の平均摂取量が平均所要量を1度も満たしたことのない唯一の栄養素である。体内のカルシウムの99%は骨と歯にある「貯蔵カルシウム」、1%が血液や筋肉などにある「機能カルシウム」である。
 神経のいらだち抑制、心臓を正常に動かすなど生命維持に必要な血液中や筋肉中のカルシウムが必要量より減少すると、各種ビタミンやホルモンが骨や歯からカルシウムを取り出そうと働くので、常に必要量を摂取していないと骨や歯がもろくなる可能性がある。
 また、体内への吸収率が低い栄養素であり、牛乳や乳製品で約40〜50%、小魚で約30%、野菜では20%程度とされている。許容上限摂取量は2500rなので取り過ぎによる心配はまずないと考えられる。
 多く含む食品は牛乳、チーズなどの乳製品、わかさぎやいわしなど頭ごと食べられる小魚類、小松菜、大根葉など。納豆でも1パック(50g)で約45rのカルシウム摂取ができる。

■カルシウムの体内への吸収をコントロールするビタミンD
 食べ物による摂取のほか、紫外線によって皮膚で合成される骨形成に不可欠な脂溶性ビタミン。血液中のカルシウムの小腸内吸収を促し、体内へのカルシウムの吸収を高めるビタミンである。また、摂取カルシウムが少なく、血液中のカルシウムが不足した時に、骨からカルシウムを取り出す働きや、尿中に排出されないように再吸収させる役割もある。不足すると子どもはくる病、成人では骨粗鬆症になる可能性がある。
 さけ・かれい・にしん・うなぎ・いわし・かつお・まぐろなどの魚類と、しらす干し・干ししいたけ・切干大根など日に当てて干した食品に多く、1日1食魚を食べていれば平均所要量をほぼ満たすことができる。

■カルシウムの骨への定着を助けるビタミンK
 カルシウムを骨にくっつける働きをする骨タンパク質オステオカルシンを活性化させる働きのある脂溶性のビタミンである。不足すると骨に充分なカルシウムが取り込まれず、骨粗鬆症になる可能性がある。
 ビタミンK
の一部は腸内細菌によって作り出される。そのため、腸内細菌が働かない新生児や乳児にはビタミンKシロップが投与される。また、抗生物質を飲み続けている人も、腸内細菌からのビタミンKの供給は期待できない。ビタミンKを含んだ食品は少なく、その中で最も効率良く摂取出来る食品は納豆である。許容上限摂取量は平均所要量の約50倍で、食品による過剰症の心配はほとんどないと考えられる。
 ビタミンK
には骨からカルシウムが出ていくのを抑える働きもある。

■納豆には骨の栄養素が勢揃い
 骨の原料であるカルシウム、カルシウムの骨への定着を促すビタミンK、骨からカルシウムが血液中に出てしまうのを抑制するイソフラボン、さらにカルシウムの吸収を促進するポリグルタミン酸など、原料、吸収、定着、放出抑制に関する骨の健康に必要な栄養素が納豆には多く含まれており、骨の健康に欠かせない食品といえる。
 納豆以外からは摂取しにくいビタミンK
だが、ビタミンKは熱に強いので、納豆チャーハン、納豆汁など加熱調理した納豆からでも摂取できる。



 <ご参考> ビタミンK2が豊富な「金のつぶ『ほね元気』」

 株式会社ミツカン(本社:愛知県半田市)が2000年9月より発売を開始した「金のつぶ『ほね元気』」「金のつぶ『ほね元気有機栽培大豆』」、2002年7月より発売を開始した「金のつぶ『ほね元気ひきわり』」は、「ビタミンK2」を通常の市販納豆の1.5倍以上含んでおり、納豆業界で初めて厚生省(現 厚生労働省)より「特定保健用食品」の許可を受けた商品。
 許可の理由は「納豆菌の働きにより、ビタミンK
2を豊富に含み、カルシウムが骨になるのを助ける骨たんぱく質(オステオカルシン)の働きを高めるように工夫されている」というものである。従来より健康食品として定評のあった納豆に、"骨にいい"という特長が加わり、発売後約3年半で5億5千万食を売上げるヒット商品となっている。
 当社では、納豆の「ビタミンK
2」が、カルシウムが骨になるのを助ける「骨たんぱく質(オステオカルシン)」の働きを高めることを明らかにする研究と並行して、「ビタミンK2」を通常よりも豊富につくりだす納豆菌の探求に取り組み、約20,000種類ある納豆菌の中から理想的な納豆菌(Bacillus subtilis OUV23481株)を見つけだし、それを用いて「ビタミンK2」を通常の1.5倍以上含む納豆=「金のつぶ『ほね元気』」を開発した。

「ビタミンK2」を通常商品の1.5倍以上含む「金のつぶ『ほね元気』」


 骨の健康「納豆」レシピ


■しそ納豆とチーズの卵巻き
【材料(2本分)】  
・ 納豆 1パック
・ チーズ 20g
・ 青じそ 2枚
・ 卵 1個
・ サラダ油 適宜
・ 塩・こしょう 適宜
   
   
   
【作り方】    
1. 納豆は添付のたれとからしを入れて混ぜ合わせる。
2. 青じそは千切りにし、1と混ぜ合わせる。
3. チーズは拍子切りにし、卵はよく溶いて、塩・こしょうする。
4. 卵焼き器にサラダ油をひき、卵の半量を流し入れて焼き、裏返して反対側も軽く焼く。
5. 4を平らなところに広げて2と3をのせて巻き、食べやすいように4等分する。



■納豆お好み焼き
【材料(1枚分)】  
・納豆 1パック
・お好み焼き粉 50g
・キャベツ 100g
・豚バラ肉 40g
・ねぎ 1本
・卵 1個
・ちりめんじゃこ 大さじ2
・桜えび 大さじ2
・ピザ用チーズ 30g
・水 50CC
・お好み焼きソース 適宜
・花かつお 適宜
・マヨネーズ 適宜
・青のり 適宜
【作り方】    
1. ボールにお好み焼き、水、卵を入れよく混ぜ合わせる。
2. 1.に千切りキャベツ・ねぎ(小口切り)・ちりめんじゃこ・桜えび・チーズ・納豆を加えて
   混ぜ合わせる(納豆は添付のたれを入れよく混ぜておく)。
3. 油を薄くひいたフライパンで2.を焼く。
4. 裏面がキツネ色になったら、15cmの長さに切った豚肉をのせ、裏返して焼く。
5. 再び表に返してソースを塗り、花かつお、マヨネーズ、青のりをかける。


紙面掲載の際にお問い合わせ先を記載いただける場合には

(株)ミツカンお客様相談センター TEL:0120−271164

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