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臨床試験で初実証※1
株式会社ミツカングループ本社(本社:愛知県半田市)中央研究所(以下、ミツカン中央研究所)は、お酢を継続的に摂取することで、内臓脂肪が有意に低下することを臨床試験で初めて実証いたしました。同時に、血中中性脂肪、体重、BMI※2および腹囲を有意に下げる作用があることも確認いたしました。肥満気味※2の方、血中中性脂肪が高めの方を対象とした試験結果です。
この結果は、長崎市で開催される「第63回日本栄養・食糧学会大会」で5月21日(木)に発表します。また、社団法人日本農芸化学会の英文誌「Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry」(2009 Vol.73 No.未定)に掲載予定です。
ミツカン中央研究所では、これまでに高めの血圧を下げたり、食後の血糖値上昇を穏やかにするなどのお酢の作用を解明しており、今回、内臓脂肪や血中中性脂肪への効果が確認されたことで、お酢の継続摂取はメタボリックシンドロームの予防に有効であることが期待されます。
内臓脂肪と総脂肪(内臓脂肪+皮下脂肪)は、1日あたり食酢15mlの継続摂取によりプラセボ(擬似食品)摂取に対して有意な減少量が認められました(皮下脂肪の減少量は有意傾向あり)。(図1、2)

1日あたり食酢15mlの継続摂取によって、血中中性脂肪はプラセボと比較して有意な減少量が認められました。(図3)

| 体重 | BMI | 腹囲 | 内臓脂肪 | 皮下脂肪 | 総脂肪 (内臓脂肪+皮下脂肪) |
血中中性脂肪 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 食酢15ml | -1.17kg | -0.43kg⁄m2 | -1.43cm | -5.43cm2 | -5.73cm2 | -11.2cm2 | -28.2mg⁄dl |
| 食酢30ml | -1.94kg | -0.72kg⁄m2 | -1.85cm | -6.72cm2 | -6.56cm2 | -13.3cm2 | -42.0mg⁄dl |
| プラセボ | 0.39kg | 0.14kg⁄m2 | 0.21cm | 2.73cm2 | -0.22cm2 | 2.5cm2 | -3.1mg⁄dl |
BMIが25-30kg⁄m2、血中中性脂肪が100-250mg⁄dl、年齢が25-60歳の男女175名(男性111名、女性64名; 平均年齢44.1歳; 平均体重74.4kg; 平均BMI27.2kg⁄m2; 平均血中中性脂肪155.5mg⁄dl)
対象者を、1日あたり食酢を15ml摂取する群、食酢を30ml摂取する群、プラセボ(擬似食品)を摂取する群の3群に分け、二重盲検試験※3を行いました。各量の食酢は500mlの飲料に含まれており、朝・夕食後に250mlずつ摂取しました。
試験期間は摂取前の症状観察期間(3週間)、摂取期間(12週間)、摂取後の症状観察期間(4週間)の計19週間。対象者には摂取する3週間前(観察期間前)、摂取開始時および摂取開始から4週間後、8週間後、12週間後、摂取をやめた4週間後(観察期間後)の計6回、病院に来てもらい、体重測定、血液検査、問診等を実施しました。腹部の脂肪面積を測定するため、摂取開始前および摂取開始から12週間後にCTスキャンを実施しました。また、試験期間中は食事摂取量と運動量を測定しました。
175名の対象者のうち、14名の脱落者(試験期間中に試験の参加を取り止めた者)およびCTスキャンのデータが取得できなかった6名を除いた155名のデータを固定した後キーオープン※3し、解析を行いました。
※1 査読者のある学術雑誌に掲載される初めての試験結果であることを指します。
※2 BMIとはBody Mass Indexの略で、体重[kg]⁄(身長[m])2で算出されるヒトの肥満度を表す指数。日本肥満学会では、BMIが25以上30未満を肥満(1度)と定めています。ここでは肥満(1度)を肥満気味と表現しました。
※3 二重盲検試験とは、対象者や試験に関わる医師に、どの群がどの内容物か分からないように設定・運営する試験方法です。また、どの群か明らかにすることをキーオープンといいます。