
廃棄物削減の基本は、3R(リデュース・リユース・リサイクル)です。
ごみの減量を進め、ごみの焼却や埋立て処分による環境へのマイナス影響を緩和し、地球資源を有効に繰り返して使う3R活動に積極的に取り組んでいます。
廃棄物の発生抑制に取り組むとともに、発生したものについては徹底的に有効活用することを目指しています。
産業廃棄物量の推移

廃棄物量は、製品廃棄が最も多くなっています。これについては販売予測精度を向上させ、返品の削減および適正在庫に努めると共に、再生処理を進めています。
総リサイクル率は前年より1.3%低下し、90.4%となりました。
リサイクルも含めた廃棄物の総排出量としては、常温品生産工場での廃水処理汚泥の乾燥化などにより、排出量が13,312トンと前年より4.5%減少しました。
保管や輸配送の過程で、荷扱いの不良や不可抗力で廃棄をせざるを得ない商品が発生することがあります。2009年度より新たに目標を定めています。汚破損の発生率は、3項目中2項目について目標を達成することが出来ませんでした。常温品につきましては倉庫内での荷崩れによる大量破損が主な要因です。チルド品につきましては、輸送中の荷物破損保護(養生)の不足などに由来するものが主な要因と考えます。今後につきましては、さらに荷扱い等について各種ルールの整備を進め,取り組みを進めてまいります。
| 項目 | 中期計画目標(2013年度) | 2011年 | ||
|---|---|---|---|---|
| 倉庫内汚破損 | 常温品 | 6.50ppm | 目標 | 6.50ppm |
| 実績 | 14.10ppm | |||
| 輸送中汚破損 | 常温品 | 30.0ppm | 目標 | 40.00ppm |
| 実績 | 30.60ppm | |||
| チルド品 | 2.00ppm | 目標 | 2.17ppm | |
| 実績 | 4.09ppm | |||
お客さまの手に渡ることなく廃棄される商品量を減少させる取り組みに積極的にチャレンジしています。チルド品は、あまり日持ちがせず冷蔵を要する日配品です。これらは受注と出荷とのリードタイムが短いため、一部は見込み生産とならざるを得ません。生産部門と販売部門が連携し、出荷予測の精度をアップさせた結果、本年度は目標(0.21%以下)を達成しました。今後も未出荷ロス削減に向けての取り組みを継続してまいります。
チルド事業未出荷ロス推移

返品は環境に負荷を与えるばかりかコストにも悪影響を及ぼします。
常温品は、販売予測にもとづき生産計画を立てて在庫を保有します。廃棄せざるを得ないものとは賞味期限が近づいたもの、一旦、お取引様に売上げたものの返品(賞味期限が間近。業務用にあってはメニュー変更等)となったものなどです。販売予測精度の向上と共に、お取引様にもご理解を頂きながらこの削減に取り組んでいます。
返品率の削減は毎年、前年度実績を上回らないように目標を定めており、家庭用につきましては目標が達成できましたが、業務用につきましては頭打ち状態となっております。
返品率(対総売上金額)の削減
| 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 家庭用 (常温品) |
目標 | 0.43% | 0.37% | 0.27% | 0.25% | 0.21% |
| 実績 | 0.37% | 0.27% | 0.25% | 0.21% | 0.20% | |
| 業務用 | 目標 | 0.27% | 0.21% | 0.21% | 0.15% | 0.12% |
| 実績 | 0.21% | 0.21% | 0.15% | 0.12% | 0.15% | |
*業務用に関しては10年度報告(09年度実績)より集計方法を見直しています。
生産活動で生じる副産物や廃棄物を有効活用し、廃棄物を限りなくゼロに近づけることを目標に取り組んでいます。
生産に伴うきめ細かな資材の調達に加え、副産物の発生抑制と徹底したリサイクルに取り組んだ結果、常温品工場全7工場中5工場、チルド品全4工場でゼロエミッション(*)を達成しました。常温品工場につきましては、震災の影響により再資源化可能な既存取引先との取引が停止してしまうなどの影響もあり、全工場での達成はできませんでした(昨年度は全工場で達成)。今後につきましても、全工場での達成に向け廃棄物再資源化への取り組みを継続してまいります。
*ゼロエミッション:当社では、ゼロエミッションを再資源化率99%以上と定義しました。
工場における廃棄物の排出量・再資源化量の推移

生産活動で発生する主な食品系廃棄物は、酢粕、醤油粕、かつお、こんぶ等のだしがら、廃棄豆などです。また、販売活動では返品商品が主なものです。これらは、食品リサイクル法指定のリサイクル(用途は飼料・肥料及びメタン醗酵の原料など)を実施し、更なるリサイクル率の向上に努めています。法令に基づき、2007年度からの実際の食品リサイクル率を記載しました。
| 排出元 | 食品リサイクル実施率( % ) | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | |
| 常温品生産工場 | 70.8 | 74.1 | 82.3 | 84.9 | 87.8 |
| チルド品生産工場 | 72.7 | 71.0 | 70.5 | 68.2 | 73.3 |
| 家庭用及び業務用製品販売事業 | 38.8 | 31.7 | 37.8 | 42.5 | 34.1 |