
容器包装は、商品の品質を保持したり、お客さまの購買を促したりと重要な役割を果たしています。商品に不可欠な容器包装をより環境に配慮したものに改良していくことを重要なテーマに掲げ取り組んでいます。
2001年に「容器包装設計環境ガイドライン」を制定し、これにもとづき、商品開発や既存品の改良時に環境面の評価を行っています。
| 対象 | 評価項目 | |
|---|---|---|
| 安全性の配慮 | 有害物質を使わない |
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| 環境適性の配慮 | 使用量を少なくする |
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| 余分な包材を使わない |
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| リサイクルに配慮する |
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| 利便性の配慮 | 分別しやすさを追求する |
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| 情報を表示する |
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容器包装リサイクル法対象の容器重量の推移

容器・資材の軽量化に積極的に取り組んでいます。当社における容器材質の特徴はガラスの比率が高い(重量比で約80%)ことです。
2011年度の容器全体の使用量は前年と比べ重量で約1割低下しました。これは、容器の軽量化の一環として進めている家庭用液体調味料のガラスびんからPETボトルへの変更による影響が大きいと考えます。
中身100ml当たりの容器重量

容器の軽量化(容器重量/中身重量)は、2003年から取り組んでいます。2011年度の中身100ml当たりの容器重量は22.3gとなり、2003年度と比較して28%の削減となりました。今後も、容器軽量化の取組みを継続的に進めてまいります。
2008年9月、たれを移して納豆と混ぜるだけで食べられる新納豆容器を使った納豆を発売しました。小袋やフィルムをなくすことにより、ゴミを減らし、小袋を開封する手間も不要となりました。2012年1月には、お客様の利便性をより追求した商品として、ふたを切り離し、容器に向けて中央から折るとたれが納豆にかかる仕組みの「パキッ!とたれTM」を発売しました。
@ふたを切り離して

Aパキッ!とまん中を折るだけ

容器についてお客様から貴重なご意見・ご指摘・ご要望が寄せられています。
お客様からの声はその日のうちに社内ネットワークに掲載し、関係部門で共有すると共に、改善を要するものについては多角的に検討を進め改善に努めています。
ラベルの改善についても、従来よりもはがしやすいラベルの検討などを進めております。

お客様の声(環境)

ライフスタイルの変化により、食品容器は小容量化、小型化の傾向に進み、2000年度に実施した食酢びんの超軽量化に続いて、軽量化計画に基づくびんの薄肉化を推し進め、環境負荷の低減を図っています。
ガラスびんの軽量化


穀物酢
(旧)500ml:190g→(現)169g

穀物酢
(旧)900ml:390g→(現)300g

純玄米黒酢
(旧)500ml:420g→(現)316g

純米酢
(旧)500ml:290g→(現)230g

かおりの蔵®丸搾りゆず
(旧)360ml:180g→(現)170g

リンゴ酢
(旧)500ml:190g→(現)169g
超軽量びんを使った代表的な製品

当社で使用されたガラスびんは、2011年度で約3.9万トン(約2.0億本)です。このガラスびんの環境負荷低減を図る取り組みは、1999年に食酢びんの環境負荷量についてLCA評価(*)を行った研究にはじまります。
2000年、食酢びん(500ml、900ml)をリターナブルの青びんから透明の超軽量ワンウェイびんに切り替えたことを皮切りに、順次各種の調味料びんの軽量化に成功しております。このうち、超軽量化したびんは2011年度約1.5億本で、日本で流通する超軽量びん(リターナブルびん除く)の約60%がミツカン製品となっています。
*原料選定から製造・運搬・使用・廃棄・再生利用にいたるライフサイクル全体にわたる資源消費量や排出物量を算出して行う、環境への影響の総合的な評価。
PETボトル化による容器の軽量化をおこなった製品

昨年度(2010年度)の500mlのつゆ類に引き続き、みりん風調味料、料理酒についてもガラスびんからPETボトルに変更することで、軽量化するとともに、環境に配慮した紙巻きラベルにしました。紙巻きラベルは、フィルムと比べ簡単に除去でき、後始末も簡単です。
分別機能付きキャップは、業界に先駆け1994年度に導入し、順次切り替えをおこなってきましたが、現在では、主力製品につきましては、ほぼ改良品への切り替えが済んでおります。今後もお客さまからのご意見を参考に改善に取り組んでいきます。

食酢などの主要びん商品

「ごましゃぶ®」など、耐熱キャップ使用商品
リターナブル容器は、消費者のライフスタイルや流通形態の変化で、使用量を増大させることは難しいものの、条件(逆流通ルートでの回収が可能で、高い再使用率、短い輸送距離)によっては、環境負荷の軽減に有効と考えられています。
当社は「1.8L(リットル)壜再利用事業者協議会」の一員として協力しています。また、食品企業向けにはローリー輸送やコンテナ輸送、200L(リットル)及び20L(リットル)のプラスチック容器を使用してリターナブルをおこなっています。

ローリー容器

1tコンテナ容器

200Lプラスチック容器

20Lプラスチック容器

1.8Lびん
日本ガラスびん協会主催のガラスびんアワード2011で、“ミツカン穀物酢”“ミツカン米酢”が環境優秀賞に輝きました。同アワードは、私たちの生活の様々なシーンで使用されるガラスビンについて、ガラスならではの独特のデザイン性に加え、優れた機能性や環境性を備えた商品を評価し、表彰するものです。当社の“ミツカン穀物酢”“ミツカン米酢”については、「伝統的なデザインへのこだわりを残しつつ、軽量化を実現し続けている努力が、主婦が身近に使う調味料の中にも発揮されている商品」との評価で、受賞となりました。

受賞式

会場に展示された受賞製品

今回の受賞対象となった
“ミツカン穀物酢”と“ミツカン米酢”
すでに軽量化されていた500mlびん(230g)について、使い勝手の向上と環境負荷低減の観点から2000年にL値*0.7未満の超軽量化(190g)を達成しました。その後ガラスびんメーカーの協力のもとさらに利便性の向上と環境に配慮した商品開発を追及し超軽量びんを越えるL値0.6未満をめざし、さまざまなテストを繰り返し行いました。その結果、構想から3年以上も費やすことになりましたが、ようやくさらに約11%軽い169g(仮称:超々軽量びん)のびんが開発され、2010年の11月より順次各種食酢商品に採用されています。
*L値:容量とガラス使用量との関係を、関数で求めた軽量度を表す指数です。